2022年12月08日

ルート3の計算の基礎梁

ルート3の計算で基礎梁が貧弱だと、いくら壁の強度を上げても、基礎梁にヒンジが出来てしまい保有水平耐力が出ない。
木造の設計者は、このことを理解しよう。
特に木造の設計者は基礎を小さくしたがる傾向があるが、普段2〜3階建ての基礎を見慣れているからだろう。
スターラップにフックを付けると言うと反発されるが、設計図書にRC配筋標準図を付けている。鉄筋コンクリート造の計算外の規定を良く理解することである。
posted by TASS設計室 at 19:45| 木造の構造計算

木造5階

木造5階は、どうしよう。
僕は『やめておけ』と言う。鉄骨造でしょう。
4階建てなら木造でも良い。
4階建てでも規模が小さすぎると、鉄骨造が適している。
posted by TASS設計室 at 16:50| 構造設計

初めての鉄骨造

初めての鉄骨造という記事でも書こうかな。
鉄骨造3〜4階建て、ラーメン構造である。
@柱はBCR295、梁はSS400
A床はQLデッキまたは日鉄Eデッキ
B柱脚はベースパックまたはISベース
C杭はe-Pile next
D外壁はALC 100mm
posted by TASS設計室 at 10:45| 日記

構造設計者は会社に1人

構造設計者は会社に1人いるかいないかで、受注に大きな差が出る。
見積りができる程度の人しかいない会社が、木造4階に手を出したいと言ったが無理だった。
僕は構造設計ができる人を1人採用することを提案していたが、結局無理だった。1人でも構造設計者がいる会社は、社内の意匠設計の面倒を見ることができるので、適切な計画が行われる。
研究者がいる会社は、先進的な技術を取り入れ、他社を大きく引き離している。
これらの会社を見ていると、プレファブメーカーのように規格化した設計に落ち着く。応用問題が苦手な人は多いもので、同じ設計を繰り返すことで、意匠も構造も効率よい設計ができるようになる。
街の小規模建築の大多数は、4階建て、せいぜい5階建てである。その規模の建物を敷地に適した構造形式で建てている。

posted by TASS設計室 at 08:48| 構造設計