2022年12月10日

一意的

一意的に分かる表現とする。
数学や物理の問題の文章題ような文章を書くことを心がけるとよい。
頭が混乱している人が書いたものは、理解しにくい。添削して再質問しなければ内容が伝わらない。
自分で書いたものを、第三者的に読んで理解できるかチェックする習慣をつけていただく。
もう1つ、建築士たるもの、瞬時に立体を理解すべし。
posted by TASS設計室 at 09:38| 建築士

思考過程を意識する

設計は決めることの連続である。
考えて決める。どうでも良いこと、どちらでも良いこともあり、そんな時は好みの問題とする。
図面に書いてしまうと、変えることができないと思う人がいるので、どちらでも良いと書く。
書いてあることは良く見るようだが、意見が言える人は少ない。
設計者は客の言うことを尊重しすぎる人が少なくない。要望事項を尊重するあまり、客観的にみて妥当性に欠く設計になっている場合もある。後で変更されるか中止になる。設計者には観察眼や洞察力が必要である。

posted by TASS設計室 at 09:03| 建築士

断面図に慣れる

平面図ばかり見ていないで、断面図に慣れていただく。
平面図と断面図を見て、頭の中で立体を構築する。立体幾何ですね。
だから建築士には数学が必須で、理科系なのです。
物理も忘れないでください。その他諸々、建築は雑学の集大成と言われます。

posted by TASS設計室 at 10:36| 閑話休題

木造の会社が木造を勧めるのは、木造しかできないから

木造の会社が木造を勧めるのは、木造しかできないからである。
中高層建築に木材を使いたいなら、鉄骨とのハイブリッド構造を研究することである。
鉄筋コンクリート造はハイブリッド構造である。
圧縮力はコンクリート、引張は鉄筋が負担する。
木材の圧縮強度はコンクリートと同程度で、比重は3分の1である。

純木造と他の工法と比較して、経済的な分岐点は4階建てである。
3階建てでも狭小地の耐火建築物になると、木造より鉄骨造を選ぶことがある。
posted by TASS設計室 at 10:03| 構造設計

2022年12月08日

ルート3の計算の基礎梁

ルート3の計算で基礎梁が貧弱だと、いくら壁の強度を上げても、基礎梁にヒンジが出来てしまい保有水平耐力が出ない。
木造の設計者は、このことを理解しよう。
特に木造の設計者は基礎を小さくしたがる傾向があるが、普段2〜3階建ての基礎を見慣れているからだろう。
スターラップにフックを付けると言うと反発されるが、設計図書にRC配筋標準図を付けている。鉄筋コンクリート造の計算外の規定を良く理解することである。
posted by TASS設計室 at 19:45| 木造の構造計算

木造5階

木造5階は、どうしよう。
僕は『やめておけ』と言う。鉄骨造でしょう。
4階建てなら木造でも良い。
4階建てでも規模が小さすぎると、鉄骨造が適している。
posted by TASS設計室 at 16:50| 構造設計

初めての鉄骨造

初めての鉄骨造という記事でも書こうかな。
鉄骨造3〜4階建て、ラーメン構造である。
@柱はBCR295、梁はSS400
A床はQLデッキまたは日鉄Eデッキ
B柱脚はベースパックまたはISベース
C杭はe-Pile next
D外壁はALC 100mm
posted by TASS設計室 at 10:45| 日記

構造設計者は会社に1人

構造設計者は会社に1人いるかいないかで、受注に大きな差が出る。
見積りができる程度の人しかいない会社が、木造4階に手を出したいと言ったが無理だった。
僕は構造設計ができる人を1人採用することを提案していたが、結局無理だった。1人でも構造設計者がいる会社は、社内の意匠設計の面倒を見ることができるので、適切な計画が行われる。
研究者がいる会社は、先進的な技術を取り入れ、他社を大きく引き離している。
これらの会社を見ていると、プレファブメーカーのように規格化した設計に落ち着く。応用問題が苦手な人は多いもので、同じ設計を繰り返すことで、意匠も構造も効率よい設計ができるようになる。
街の小規模建築の大多数は、4階建て、せいぜい5階建てである。その規模の建物を敷地に適した構造形式で建てている。

posted by TASS設計室 at 08:48| 構造設計

2022年12月07日

鉄骨の製品検査

鉄骨の製品検査に行ってきた。
SRC造の鉄骨が得意な工場とのことで、大型の鉄骨が並んでいた。
SRCというと鉄筋孔の検討が重要だが、ゼネコンは鉄筋孔のチェックを行わないので、工場で行っているとのこと。昔は、鉄骨製作図を製図板に貼り付け、赤鉛筆で鉄筋を書き加えて検討したものだ。
CADなら、レイヤーを変えて鉄筋と重ねると一目瞭然である。
工場には逆打ち工法の鋼真柱も並んでいた。
posted by TASS設計室 at 23:58| 日記

メリット:気休め

ワクチンのメリットとデメリットを理解して接種を希望する、という同意書にサインしている。
メリット:気休め
デメリット:死亡することがある
それでも打ちますか。

千島森下理論が公式に認められないのは、医療業界の闇の1つである。腸造血であることを認めると癌も解決する。ワクチンについても同様に何かある。
風邪や下痢はデトックスであると言った人がいるが、それが正しいと思う。

もう1つ、石油無機成因説も理解しよう。
posted by TASS設計室 at 23:23| 日記

ワクチン接種率

構造設計者と設備設計者のワクチン接種率は、意匠設計者よりも低い。何故でしょう。
因みに僕はワクチンを打っていない。あんな出来損ないを血液に加えて循環するくらいなら、アルコールのほうがよっぽど効く。
綺麗な女性に勧められるワクチン、ではなくてアルコールは悪酔いしない。
posted by TASS設計室 at 16:44| 日記

混構造の下層階の設計施工

建設会社と組んで、混構造の下層階の設計施工を行うことにした。
普通の建設会社なので、RC造やS造の施工はお手のものである。ここまでやれば、後は木造専業の会社が施工可能になる。
全体の概略の構造設計を行い、当たりをつける概算見積もりを出すが、そこまでの費用は有料とする。
敷地調査や地盤調査を行うのだから、そのくらいの費用は出せるだろう。
posted by TASS設計室 at 10:28| 構造設計

2022年12月06日

施工図

構造設計者なら、コンクリート施工図や鉄骨詳細図を描くことが出来る。
他の仕事があるので積極的に施工図まで引き受けないが、成り行きで引き受けることがある。コンクリート施工図は、意匠設計者が見よう見まねで作成したり、施工図専門の人に依頼しているようだ。
しかし、小規模な建物の場合、現場で施工図を作成する人がいないので、施工図として使える構造図を作成することが必要になる。
鉄骨製作に関しては、加工や溶接に関することを含み、工場に任せることができる。その他は、鋼製建具、ALC、折版などの製作図のチェックだが、それらの製作図を見慣れていないと、チェックできない。
posted by TASS設計室 at 21:01| 構造設計

次の一手を考慮した構造設計

階段や水回りの納まりが良くない場合は、小梁を変えることができるようにしておく。
どうにでもなる設計とし、後で変更しても、軽微変更で済ませられるようにする。
頭が当たりそうな余裕のない階段は、後で気づくものだ。最初に指摘したが、そのままで良いと意匠設計者が判断した場合は、変更可能にしておく。
posted by TASS設計室 at 10:51| 構造設計

鉄骨造か混構造か

鉄骨造にするか、混構造にするか、判断するときは次のことに着目する。
@1階が半地下になったり、一部に土圧を受ける時は、1階をWRCとする
Aコストを下げるには、外部鉄骨階段を避け、階段は内部に設ける
B混構造で外部鉄骨階段はコストアップになるので避ける
C塔状比が2.5を超えたら混構造か鉄骨造とする
D塔状比が4を超えたら鉄骨造で、引き抜き抵抗力のある杭基礎(e-Pile)とする
E1階がピロティになる場合は1階をRCラーメンにするか、全体を鉄骨造にする
F1階がピロティで、強引にWRCにする場合は、壁厚を厚くし、無理やりWRCで成り立たせる
G上部構造を木造とする混構造の1階は、納まりがよくないので鉄骨造を避ける
H狭小地の鉄骨造は、基礎梁に鉄骨を入れて柱脚の出っ張りを無くす
I鉄骨造で地下室がある場合は、柱を地下1階まで延ばしてSRCの柱としてベースパックを避ける
posted by TASS設計室 at 09:04| 構造設計

2022年12月05日

施工に詳しい設計者

施工に詳しい設計者は、現場経験が豊富な人である。
ボルト1本、溶接部を見て分かるのだが、その裏付けは計算である。数値化するから分かるのである。
posted by TASS設計室 at 22:29| 建築士

木造3階建てまでの設計者

木造3階建てまでの設計者が圧倒的多数である。
そのような人が、木造4階建てや混構造、鉄骨造に手を出すとうろたえる。
そんな時は、設計の初期段階から構造設計事務所に相談することである。
posted by TASS設計室 at 10:26| 木造の構造計算

工法数が多い構造設計事務所

工法数が多い構造設計事務所という広告を見かけた。構造設計事務所なら当然である。
最初は RC/SRC/S から始め、顧客の要望と自分自身の興味から自然に工法が増える。
鉄骨系プレファブの認定から外れた設計を行うと軽量鉄骨に強くなり、WRCの延長線上で2x4工法を加えたりする。保有水平耐力計算を行う建物である。HPCは耐震診断と補強設計で手掛けた。
これらをマスターするから、混構造の設計も可能になる。
まだ経験したことがないのは、壁式ラーメンである。紫色の本が本棚にあるが、この考え方は勉強になる。
木造の設計者は何でも木造に引き込むことを考えている。建物の計画に合わせ、最も適した構造形式を選択するものである。
posted by TASS設計室 at 09:39| 日記