2022年12月31日

木造専業の構造設計

木造専業の構造設計は kizukuri と共に出現し、かれこれ30年が経過した。
4号建築の特例の廃止ができないまま現在まで来たが、壁量計算等ができない意匠設計者は、木造専業の構造設計者にすることが定着しただけである。
建築士は意匠だけの限定免許ではないのだけど。

posted by TASS設計室 at 23:08| 建築士

コロナ騒ぎが始まって3年

新型コロナと称するただの風邪で大騒ぎが始まって3年になる。
出来損ないワクチンの薬害が表面化してきた。
そもそもワクチンは必要ない。ワクチンの歴史と薬害を調べると納得できる。
100年前のスペイン風邪の近代版が、もうすぐ終わろうとしている。

posted by TASS設計室 at 21:26| 日記

客は自分のことが分かっていない

客の言う通り図面を描いていたのでは設計ではない。
最初はそんな図面から始まるが、次第に客の考えを見抜き、適切と思う計画を提案する。
どうせ相手は混乱しているのだから、打合せを先延ばしすることもある。最初は夢をふくらませるものの、見積りが出て現実に引き戻される。
posted by TASS設計室 at 21:14| 閑話休題

総合力

設計は独断即決、1人で総合力がものを言う。
小さな建物なら、基本計画から法規チェック、構造設計まで1人で出来ることは1人で設計する。
作業を分担することは必要だが、何人も集まって設計するものではない。


posted by TASS設計室 at 14:04| 建築士

日曜日が元日の年

日曜日が元日の年
・1950年
・1956年
・1961年
・1967年
・1978年
・1984年
・1989年
・1995年
・2006年
・2012年
・2017年
・2023年
・2034年
うるう年は 2000+4n
posted by TASS設計室 at 09:47| 日記

2022年12月30日

考えることを支援する

考えることを支援する必要がある。
意匠設計者から質問されるので答えるが、基礎的なことから説明しなければならないことがある。
質問者は現場に対して指示する立場にあるので、現場から質問されて答えることが出来なければならないが、理解していないので臨機応変に答えることができない。
構造計算書を見ても理解しようとする人は少ないので、図面に説明を加え、間接的に現場に伝えることを考える。
小規模な建物の場合で数ページ程度の計算書の場合は、構造計算書を図面のサイズにレイアウトし、構造図を組合わせたものにすると現場に伝わる。意匠設計者よりも工事担当者のほうが構造に関する理解力がある。
posted by TASS設計室 at 20:33| 建築士

分析

構造計画でも、商品企画でも、分析することから始める。
全て数値化してコストを比較することができる。
大手企業には大手企業のやり方があり、中小企業には中小企業に適した方法がある。
鉄骨系プレファブメーカーを例にとると、大手企業は規格大量生産で、対象とする案件は選び放題である。規格品に合わないものは深追いせず手を引く。
中小企業は大手が苦手とするところを対象にするので、大手の後追いをやっていたのでは、工事費を安くして受注するしかない。客はブランド志向の人がいるので、大手ハウスメーカーのショールームに行って、表面的なものを見て気に入る。住設機器での比較であり、建築設計で比較しているのではない。そんなものは、いくらでも取り入れることができる。

大手ハウスメーカーが苦手とするところは、斜面地の建物、混構造、平面的な異形の建物である。
この3つに強くなると、中小の会社の独壇場となる。これらの設計と施工に強くなることが必須である。
それには、企画段階の設計を行う意匠設計者と、概算見積りを出す工事および積算の担当者の腕にかかってくる。直ぐにスキルが上がるものではないので、概算見積りは工事業者に依頼することを勧める。企画段階の設計者は施主の要望事項の整理と、打合せくらいは出来るだろう。
posted by TASS設計室 at 18:26| 閑話休題

2022年12月29日

柱は細ければよいですか

柱は細ければ満足ですか?
柱梁の断面が小さすぎると、S造では接合部の設計が難しくなり、ボックスジョイントなど特殊な方法を採用しないと納まらないことがある。
プレファブメーカーで、大量生産する会社なら、それもよいが、一品生産的な建物には不向きである。
接合部にM12を使うことも考えたことがあるが、どうも心配でM16を使いたくなる。そうするとH形鋼のフィレットに当たり、テーパー座金を使わなくてはならなくなる。細い部材で設計することは難しい。ディテールから攻めて行く。凝ったディテールを採用すると、鉄骨製作費が割高になる。
柱をトラスにした鉄骨骨組みを販売する会社もあり、構造設計から任せることができる。このような構造は手慣れた会社に依頼するほうがよい。保有水平耐力計算は行わず、構造計算ルートはルート2で行うほうが良さそうだ。
posted by TASS設計室 at 08:31| 鉄骨造

2022年12月28日

答えを求めたいなら思考過程を重視する

答えを求めたいなら思考過程を重視する。次第に求めたい答えに近づく。
今まで考えていなかった別の切り口に気づくこともある。
posted by TASS設計室 at 21:58| 閑話休題

最悪の計画

最悪の計画
くれぐれも、このような計画をしないようご注意ください。
▼WRCで最悪の計画.pdf
posted by TASS設計室 at 21:19| 構造設計

1980年代の意匠設計者と現在の意匠設計者

1990年代前半までの意匠設計者と1990年代後半から現在の意匠設計者は技量が違う。
団塊の世代とゆとり世代の違いだろうか。僕は団塊の世代の後で、子供の頃から団塊の世代を見ていたし、中学や高校生の頃は、大学生の団塊の世代にくっついて遊んでおり、今でもその年齢差で仕事をしている。

1990年代前半までは、確認申請の代理者(意匠設計者)が構造の質疑の回答を持って行き、役所の担当に説明することができた。構造計算は出来ないまでも、内容を理解できた。少なくとも構造設計の概要が理解できていた。
ところが、適合性判定という制度が始まってから、状況が大きく変化した。構造に関して理解するどころか、全く触れなくなってしまった。だからますます構造から遠のく結果となる。
一級建築士の試験範囲を理解していれば、構造に関しては相当理解できるものだが、用語から忘れてしまっているようである。

判定員の試験も、新しい資格が出来たから取りに行こうというノリで試験を受けに行った。ちょうど僕は非常勤で構造設計の審査を行っていた時である。当たり前だが構造審査係りは1人を除いて一発で合格した。不思議なことにベテランが落ちた。国語の試験のようなものだから、論述が下手だったのだろう。
木造関係で知り合った人の中には5回連続で落ちた人が2人いる。その後、合格したということは聞かない。
posted by TASS設計室 at 12:09| 建築士

ワクチン vaccine 爆沈

ワクチンは必要ないということは、僕が17歳の時から聞いている。だからインフルエンザのワクチンも打たない。もちろん新型コロナも。
https://www.facebook.com/bironperu/videos/481320227482087
posted by TASS設計室 at 11:07| 日記

2022年12月27日

計画段階の意匠図

計画段階の意匠図が送られてくるが、イマイチのものがある。
まだ変わるだろうな、と思いながら眺めている。後でどうにでもなる構造設計にすることも考える。
荷重に余裕をもつとか、小梁とスラブの変更が可能にしておくとか、変更しても軽微変更で済ませることができるようにする。
法規上のことは審査機関に聞きながら設計しているようだ。そんなものは設計者が決めればよいと思うが、何を聞くのだろう。その地域特有の取り扱いがあることもあるが、行政の窓口で確認することが最も正確である。遠隔地でもメールで対応してくれる役所もある。

posted by TASS設計室 at 10:33| 構造設計

いろいろ考えてはみたものの・・・・・

いろいろ考えてはみたものの、普通に設計することがコストパフォーマンスが良いことに気づく。
積算を行い、シミュレーションすると理解できるだろう。
軽量鉄骨造やブレース構造は、条件により躯体コストが下がるが、制約が多すぎて狭小地のプランが成り立ちにくい。ラーメンに落ち着くものである。
平面的な斜め軸、腰折れの柱など、ラーメン構造は自由度が高い。ブレース構造にすると、柱梁の接合部はピンになり、柱梁耐力比は関係なくなるので、ルート2で計算しやすくなる。ラーメンはルート3が必須だが、鉄骨造のルート3は難しくない。
躯体工事の管理ができず、丸投げに近い状態になるから躯体コストが上がるのである。型枠・鉄筋・鉄骨の業者と現場監督の能力で決まる。
posted by TASS設計室 at 09:02| 構造設計

2022年12月26日

意匠設計の打合せに施工担当を同席させる

意匠設計の打合せで、2〜3人の意匠設計者だけでは不安に思うので、施工担当も同席させる。
心配で仕方がなく、決められない人たちなので、こんなことは良くあることである。
意匠設計とは言っても、図面が描けない人も少なくない。間取りを決めることだけが設計ではない。
ディテールや施工に興味がないことは、話していて分かる。
ゼロから描くことは難しいようなので、たたき台を渡すと、そこから考えてくる。

posted by TASS設計室 at 20:12| 構造設計

曲学阿世

曲学阿世
学問の真理にそむいて時代の好みにおもねり、世間に気に入られるような説を唱えること。真理を曲げて、世間や時勢に迎合する言動をすること。
ワイドショーに出ていた学者、特に名前の知られていない大学のデブおばさんは、今頃どうしているだろう。
大衆は何も考えていないから、コロナの策略は成功した。
https://www.youtube.com/watch?v=-r4BYJC9Oxw
posted by TASS設計室 at 07:39| 日記

仕様規定の7倍を上限?

仕様規定の7倍を上限とするという適合性判定機関から指摘を受けたので、説明を加えた。
グレー本の書き方も不親切で、読解力のない人にも分かるように書くべきである。
両面の耐力を合計して7倍が頭打ちなんてナンセンスである。

【準拠する構造計算に関する書籍の解釈】追記
木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)
壁量計算を採用しないので、法46条は適用しない。(P.40)
耐力壁の仕様および計算方法は P.198〜200による。
3.3 面材張り大壁の詳細設計法
(1) 適用範囲 @〜Cに面材の壁の耐力に関する記述があり、@許容せん断外力の上限は13.72kN/mと記載されている。
P.200の【解説】で、
『まず、@については、本省は第2章の「枝」としての位置づけであることから、2.1.2 構法の仕様に基づき許容せん断耐力の上限を13.72kN/m(=7倍x1.96)とした』と記載されている。
これは構法の仕様に基づく設計を行った場合の上限であり、A以降の詳細計算法を行う際は、工法の仕様による壁倍率ではないので@は適用しない。

P.198のAに記載されている κ、儕、δ、δuを取得したものとするというのは、P.206に記載されている数値を採用することができる。

P.198のBについては、JAS1級の構造用合板を12mmとすることで条件を満たされるものとする。

【使用プログラムの概要】
使用したプログラムは、東京デンコーの軸組工法の構造計算プログラム「木三郎」を用いる。
posted by TASS設計室 at 07:23| 木造の構造計算

2022年12月25日

普通の鉄骨造

普通の鉄骨造の設計ができる意匠設計者が少ない。
木造軸組工法、2x4工法、軽量鉄骨造、WRC造の設計は難なくできるが、普通の鉄骨造になると手が動かない。
外壁、床、屋根、階段しかないのだから、ディテールに慣れることである。それだけで設計できる。
積算と現場管理、施工も慣れである。
posted by TASS設計室 at 17:32| 構造設計

2022年12月24日

久しぶりにスラブ厚50cm

久しぶりにスラブ厚50cmの建物に出合った。昔、スラブ厚2m、スラブ筋D38というものもあったが、今は縁がない。Super Build FEMで解いてみようとしたが、簡単に普通のスラブとして計算した。
スラブをFEMで計算することに慣れておくとよい。昔は平板構造(東洋一著)の図表で計算したものである。
posted by TASS設計室 at 23:17| 構造設計