2022年11月20日

なぜKIZUKURIで4階建ての計算を行うのか

KIZUKURIでも4階建ての許容応力度計算を行うことは出来るが、手計算で補足することが多いのではないか。ルート2でよいので、ルート1と大して変わらない計算だが、下記の計算で@とAはできないと思う。
全てを面材の耐力壁にしてβ割増を避けることは常套手段である。ルート2なので、RC梁の設計用剪断力の割増係数はn=2.0になる。
基礎梁の計算を分離すると面倒ではないかな。引抜力が大きいので、基礎の浮上りも出てくることがある。
@偏心率(4F)
A剛性率
B水平力のβ割増
C設計用剪断力の割り増し係数n=2.0
D基礎梁の計算
E壁倍率によらない耐力壁の計算
posted by TASS設計室 at 22:40| 木造の構造計算

出入り口は有っても相手が準備できない

出入り口は有っても相手が準備できないものがある。僕は無理と判断した。
そんな計画案は没にしてしまえばよいのだが、それを言い出せない人たちがいる。
会社というものは、そんなもので、トップが変な案を言い出すと、取り巻きの人たちはそれを否定することができない。
何かを決める際、何通りもの設計を行い、比較表と見積書を作って説明する。結論は見えているので、そんなもの、簡単に済ませる方法はいくらでもある。大手企業的プレゼンテーションは大げさなものだ。

posted by TASS設計室 at 21:36| 構造設計

鉄骨造の意匠設計

木造専業の意匠設計者に鉄骨造の確認申請2件を依頼したら、鉄骨造は分からないと言う。
RC造、WRC造は分かるが、鉄骨造は気が手という意匠設計者は少なくない。
1/100の図面なので、難しいことはないと思うが、図面は当方が用意することにして、審査機関に行ったり来たりすることだけを依頼した。審査機関とのやり取りは、意匠設計に関しても僕が対応する。
毎度のことで、他の設計者に対しても、矩計図はこちらで作成する。意匠設計って何ですかね。
きっと、キッチンやユニットバスの型番を決め、壁紙を決めることが仕事なのだろう。
posted by TASS設計室 at 21:24| 閑話休題