鉄骨径プレファブ住宅メーカー、鉄骨骨組を供給する会社がローコスト鉄骨造を研究している。その中でブレース構造を採用している会社は、ブレースのディテールに大きな特徴のあるメーカーがある。
ブレース構造でありながら、構造特性係数が0.3というものである。簡単に真似のできるものではないが、興味深い。
ブレース構造のβ割増し 1.5倍 というものがあり、木造軸組工法でもスジカイを使わず、構造用合板による耐力壁のみで設計することがある。
同じ構造用合板の耐力壁でも、スチールハウスは構造特性係数が0.5くらいだったと思う。スチールの薄板にタッピングビスで合板を貼るので、初期剛性は高いが地震時の繰り返しの力に弱いことは、何となく分かる。
木造であれ鉄骨造であれ、ブレース構造全般に言えることだが、強度を確保しつつ塑性変形能力の高い耐力壁ができたらよい。
鉄骨造で木造の耐力壁も考えられる。軽量鉄骨造・木造軸組工法・2x4工法を混ぜたようなものである。
間柱だって軸力を負担することができるので、木造軸組工法の間柱を2x4工法のように軸力も負担する壁にしてもよいのではないか。
いろいろ考えられる。