木造住宅に制振ダンパーを用いることを考えている人がいるが、剛性の低い建物にダンパーを入れて効果があるか疑問である。過去の例では、メーカーの計算によると 2〜3%の効果というものがあった。単なる気休めとしか思えない。地震に対して安心したいなら、基礎免振が効果的だ。
塑性率に注目すると、2x4工法よりも木造軸組工法の面材耐力壁が有利になるようだ。同じ答えにならないところが興味深い。塑性率が6の耐力壁なら、構造特性係数は0.3になるので、一次設計だけでもよいのではないかと思う。それよりも、基礎梁のヒンジに注目するほうが大切ではないだろうか。
木造軸組工法4階建てはルート2の計算が可能だが、2x4工法4階建てもルート2を取り入れても良いのではないかと思う。
意匠図を受け取ったら
木造専業の事務所から構造設計を依頼されて意匠図を受け取ったら、先ず階段をチェックする。
頭が当たることがないか、簡単に断面図を作成して説明する。実に情けない設計者がいる。
その程度のことは構造屋に言われなくても検討するものではないか。そもそも断面図を描かない(描けない)人がいる。断面図をたくさん描いて、立体感覚を養う必要がある。何事もやってみることから始まる。
数学の立体幾何の問題を解いてみるのもよい。YouTubeで配信されている鈴木貫太郎の講義、その他数学オリンピックの問題も面白い。建築では図法幾何として実務的に解決することができる。
忘れてはならないのは、何と言っても構造力学である。
頭が当たることがないか、簡単に断面図を作成して説明する。実に情けない設計者がいる。
その程度のことは構造屋に言われなくても検討するものではないか。そもそも断面図を描かない(描けない)人がいる。断面図をたくさん描いて、立体感覚を養う必要がある。何事もやってみることから始まる。
数学の立体幾何の問題を解いてみるのもよい。YouTubeで配信されている鈴木貫太郎の講義、その他数学オリンピックの問題も面白い。建築では図法幾何として実務的に解決することができる。
忘れてはならないのは、何と言っても構造力学である。
posted by TASS設計室 at 10:38| 木造の構造計算