現在は機械室レスのエレベーターが当たり前になったが、昔はエレベーターシャフトの最上部にエレベーター機械室があった。機械の重量の他にシンダーコンクリートを30cm打つことが一般的だった。
その際、「かご」と「おもり」の重量をまとめて最上部にかけたり、エレベーターシャフトの各階の床をRCスラブとして荷重を考慮することがあった。
厳密に考えず、最上部にまとめて10トン程度の荷重を考慮しておけばよいと考えていた。
構造設計に余裕をもたせる場合、最上階の床荷重に余裕を見込むことは常とう手段である。
「かご」が最下階にあるとき。「おもり」は最上階に位置する。「かご」よりも「おもり」ほほうが重い。「おもり」は「かご」の1.5倍程度の重量である。
2022年10月24日
昔流のエレベーターの荷重
posted by TASS設計室 at 15:10| 構造設計
計画段階で半分終わっている
構造設計は計画の初期段階で半分は終わっている。
仮定断面とは言うものの、電算で保有水平耐力まで計算してしまうので、大筋は決まったようなものである。早い時期に工事費の概算を要求されるので、杭まで決めてしまう。
アースドリル(場所打ち杭)あるいはスクリューパイル(e-Pile)を使うことが多いので、計算データは揃っている。
2x4工法の場合は、構造図に合わせて意匠図を描いてもらうことがある。納まりを理解していない意匠設計者がいるので、開口部の寄り寸法を決めてしまう。
木造は227.5mmなど、0.5mmまで寸法を表示することがあるが、0.5mmは切り上げ、あるいは切り捨てにしている。そんなことを図面に書かないと、審査機関から寸法の不整合があると指摘されてしまう。
ずいぶん精密に設計するようだが、現場では墨を打って寸法を決めるので、0.5mmなんか意味がない。
仮定断面とは言うものの、電算で保有水平耐力まで計算してしまうので、大筋は決まったようなものである。早い時期に工事費の概算を要求されるので、杭まで決めてしまう。
アースドリル(場所打ち杭)あるいはスクリューパイル(e-Pile)を使うことが多いので、計算データは揃っている。
2x4工法の場合は、構造図に合わせて意匠図を描いてもらうことがある。納まりを理解していない意匠設計者がいるので、開口部の寄り寸法を決めてしまう。
木造は227.5mmなど、0.5mmまで寸法を表示することがあるが、0.5mmは切り上げ、あるいは切り捨てにしている。そんなことを図面に書かないと、審査機関から寸法の不整合があると指摘されてしまう。
ずいぶん精密に設計するようだが、現場では墨を打って寸法を決めるので、0.5mmなんか意味がない。
posted by TASS設計室 at 00:04| 構造設計