2022年09月15日

縦横無尽に何でも計算できるプログラム

WRCで計算していて、やっぱりRCラーメンかな、S造かな、2x4工法でもいけるかもしれない、なんて考え何でも計算できるプログラムができるかもしれない。
木造の耐震診断では、伝統工法・軸組工法・2x4工法の計算を1つのプログラムで計算することができる。
同じプランで軸組工法と2x4工法を同時進行で比較することができたら、仕事をひっくり返しやすくなる。やっぱり2x4工法のほうがコストが下がるでしょ、なんてシミュレーションができる。

構造計算規準を度外視すれば、何でも計算できる。
posted by TASS設計室 at 22:57| 構造計算プログラム

小規模4階建て

1階を店舗、2階以上をアパートなどとする小規模4階建ては、意匠設計者の技量が試される。
このくらいの規模で混構造で計画すると、鉄骨造の会社に負ける。客は間違いなく鉄骨造も視野に入れて考えている。木造は安いと思いこんでいる客もいる。

手際よく小規模鉄骨造の設計ができる意匠設計と構造設計の同時進行で設計できる設計事務所が必要で、構造設計主導で設計しないとまとまらない。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

会社の営業段階の企画設計の担当者は、無理に決めなくてもよいので、やりやすい仕事を優先することである。ごちゃごちゃ図面を描いているうちは決まらない。条件が整理できて、スッキリした図面になったら、契約になるだろう。契約すれば外部の意匠事務所に引き継がれる。

企画設計の段階が受注に影響する。意匠設計者は定性的に考えて、さらっとまとめる腕を磨くことである。
敷地条件の悪いところで、いいプランを提示すると、施主は直ぐに建てたくなるものである。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        
posted by TASS設計室 at 18:12| 混構造

建築設計を誤解していませんか

建築設計はお絵描きだけのデザインではない。
法規を満たし、コストもコントロールする。建築は雑学の集大成というように、総合力が要求される。
それを中心となる設計者1人が調整する。1人で決めてトップダウンが最も効率が良い。
絵を描いたもの全てが、法規や構造に影響する。軽微変更と計画変更の違いを理解し、何を変えたらどうなるかくらいは自分で判断できるようになってもらいたいものである。
いちいち審査機関に聞いたり、構造担当に聞いたりしているようでは、仕事が進まないだろう。
posted by TASS設計室 at 10:08| 閑話休題

客に迎合するな

客に迎合するな。客が考えていることを見抜いて提案することである。
言われた通りに図面を描いているだけでは設計者ではない。
客の言うことを聞かないほうが良い設計ができる。客から言外の情報を得ることが重要である。それを洞察力という。

posted by TASS設計室 at 08:49| 閑話休題

基本構想は意匠設計、基本設計は構造設計

基本構想は意匠設計、基本設計は構造設計
構造設計者は構造以外の法規にも詳しくなり、打合せに同席して客と話しをし、役所の全ての部署と協議ができることである。
客は構造に関する興味があり、打合せの初期段階で話題になるため、素人に分かるように話す。従来のように意匠設計者を介すると、話しが遠くなる。
posted by TASS設計室 at 00:25| 閑話休題

鉄骨に負けている混構造

混構造4階 VS 鉄骨造
混構造の建築を請け負う会社は、受注の取りこぼしがないよう鉄骨造も受注できるようにする。構造形式を決める場合は「必然性」が必要である。木造の会社だから木造にするというのでは、鉄骨系の他社に負ける。
片土圧を受ける場合の最下層はRC造かWRC造とする。これは鉄骨の会社が苦手とするところである。
1階がピロティ形式になる場合は、RC造かS造のラーメンにするが、1階をS造ラーメンにするなら2〜4階もS造ラーメンにするほうが合理的である。
両者のコストを比較すると、明らかに全階をS造にするほうに分がある。

posted by TASS設計室 at 00:10| 混構造