2022年09月11日

現用の構造計算プログラム 2022年9月

現用の構造計算プログラム 2022年9月
■ 一貫計算
(01) BUS-6【RC/SRC/S 一貫計算】(構造システム)★
(02) BUS-基礎【同上 基礎・杭の計算、液状化の検討】(構造システム)★
(03) HOUSE-WL【WRC、保有水平耐力計算含まず】(構造システム)★
(04) 壁麻呂【WRC平均せん断力法、保有水平耐力計算】(東京デンコー)
(05) NBUS7【BUS-6の後継】(構造システム)
(06) SS-3【RC/S 一貫計算】(ユニオンシステム)
(07) BF-1【同上 基礎・杭の計算】(ユニオンシステム)
■ 耐震診断
(08) DOC-RC/SRC【RC/SRC 耐震診断】(構造システム)★
(09) DOC-S【S 耐震診断】(構造システム)★
(10) DOC-3次診断(構造システム)
(11) 壁式診断【WRC 耐震診断】(東京デンコー)★
■応力解析、振動解析
(12) DAP【質点系地震応答解析】(構造システム)
(13) FAP-3【任意形状立体骨組応力解析】(構造システム)
(14) SuperBuild FEM【FEM解析】(ユニオンシステム)
(15) SPACE(フリーソフト、研究用)(名城大学村田研究室)
http://wwwra.meijo-u.ac.jp/labs/ra007/space/index.htm
(16) midas iGen
■ 二次部材、断面計算
(17) KT-SUB【RC・S 二次部材、梁の横補剛の計算】(構造システム)★
(18) MED-3【RC/SRC/S造および木造の断面計算】(構造システム)
(19) RC2次部材【RC二次部材】(東京デンコー)
■ 木造
(20) 2X4壁式3【2X4 一貫計算、保有水平耐力、基礎、トラス】(東京デンコー)★
(21) 木三郎4【木造軸組工法】(東京デンコー)★
(22) HOUSE-ST1【木造軸組工法】(構造システム)
(23) HOUSE-DOC【木造 耐震診断】(構造システム)
■ 地盤、擁壁、その他(EXCELのシェアウェア)
(24) 擁壁の構造計算(横浜市型)
(25) 小規模建築用地耐力および液状化の検討
(26) 梁のスリーブ開口補強の計算
※ kizukuri、kizukuri-2x4、kizukuri-steel は使用中止
★ よく使うプログラム
posted by TASS設計室 at 23:47| 構造計算プログラム

単独では成り立たないが、2つくっつけると成り立つ

ペンシルビルを連結して耐震強度を確保したことがある。
エキスパンションをとっていたところを接続しただけで、不足していたほうの建物の強度が上がった。
住宅に付属した長辺方向に片土圧を受ける地下車庫も、建物の基礎とつなげることで担当に対する安全率を上げることができた。
平均地盤のことは別にするが、互いに重なるものではなく、高さの差が3mを超えるので、平均地盤を考慮しても法規上の高さに影響はない。
何でもエキスパンションで分離するだけが能ではないことを示した例である。
posted by TASS設計室 at 20:03| 構造設計

フラットスラブ構造

長らくフラットスラブ構造を採用していない。
基礎や多層にまたがる地下外壁に使ったことがあるが、参考書にあるような標準的なフラットスラブ構造は設計したことがない。フラットスラブ構造の興味深いところは、柱の位置を任意の位置とすることができることである。
もう1つ、壁式ラーメン鉄筋コンクリート造は、紫色の本を眺めているだけである。
posted by TASS設計室 at 18:42| 構造計算プログラム

斜面地の計画

斜面地の建物や造成計画の手順は、次のように行う。
高低差15〜20m、敷地面積 5,000〜10,000uを想定して書く。
@敷地測量図、高低測量図、地形図などを基に敷地図に等高線を記載する
A地形を把握することが目的のため、隣地の地形や高低差も記入する
B現地を歩き、敷地全体の感覚をつかむ
C斜面の安定に関する情報を得ることを目的として断面図を作成する
D敷地の断面図は隣地の状況も記載する
E基礎の底盤の深さを決める際に必要な安息角を断面図に記載する
F敷地平面図に安息角を考慮した底盤の深さを記載する
G杭基礎を想定し、杭の突出長さの見当を付けるために断面図に杭を記載する
H地盤調査報告書を基に、支持地盤の深さを断面図に記入し、主要な数値を平面図にも記入する
以上で、平面図を見ると、立体を頭に描くことができる。

そこから、建物や擁壁の計画を行う。
I地形図に暫定的な建物を配置し、配置図とする
J建物と地盤が接する高さを配置図に記載する
K高さ3m毎に平均地盤を求めるエリアを記入する
Lとりあえず平均地盤を3m毎の高さの中間の高さとして建物の高さの限界を把握する
M主要なポイントで、道路斜線、北側斜線、隣地斜線などを断面図に記載する
N日影図を作成し、影が落ちる範囲の状況を把握する
制限を満たさなくてもよいが、どの程度不足するか現状を把握する
ここまでやると、建物のボリュームを出すことができる。

擁壁の計画では、2段擁壁にならないようにするが、ひな壇状の建物の場合も同様である。
O断面図を作成し、作用する土圧をチェックする
P土圧を杭で受ける場合は、場所打ちコンクリート杭とし、杭の水平力に対する計算を行い、数値的に把握しておく
Q直接基礎の場合は、2段擁壁にならないよう断面図で検討する
建物を配置する場合、避難通路など、斜面地建築物や地下建物に関する指針に目を通し、緑地帯を含み見当をつけておく。

大きな建物は大きな建物なりに難しいところがあり、小さな建物は小さな建物なりに難しいところがある。土圧との勝負である。
posted by TASS設計室 at 13:38| 構造設計

軽量鉄骨造

最近忘れられている構造に軽量鉄骨造がある。
3階建て以下で柱通し、陸立ちの柱が少なければ、軽量鉄骨造はよい構造である。
ルート1かルート2で計算する。
プレファブ化するので、床はALCが好まれる。外壁をイソバンドにすると、見た目が良く軽量化できる。
基礎は布基礎で、地震時の部分的な浮上りを許容し、その時の応力は基礎梁が負担する。

posted by TASS設計室 at 11:38| 構造設計

混構造の構造計算プログラム

混構造が定着したので、混構造に対応する構造計算プログラムが有っても良いのではないだろうか。
今のところ、木造を含む混構造で一発で答えが出るのは、東京デンコーの「2x4壁式」(WRC + 2x4工法)だけである。
混構造の上部構造は、
@木造軸組工法
A2x4工法
Bスチールハウス
C軽量鉄骨造
下部構造は、
DRCラーメン
EWRC
F鉄骨造
上記の組合せである。
CとD、CとFは BUS-6 で計算でき、杭基礎の計算と連動する。
AとEは 2x4壁式で計算するが、杭を含む基礎の設計は BUS基礎 が優れている。
今後の需要の可能性がある組合せは @とDEF、AとDFである。
スチールハウスは、2x4工法に統合したほうが良いと考えている。
繰り返しの地震力を考えると、2x4工法の耐力壁より終局強度が落ちるのではないか。
2x4工法のミッドプライウォール、CLTの耐力壁と組合わせたら良さそうだ。
上記の@〜Cは好きなように組合わせたい。
posted by TASS設計室 at 10:09| 混構造