2022年09月03日

意匠設計者は、図面の中で生活してみる

意匠設計者は、図面の中で生活してみることである。
意匠図を添削しているが、階段の設計と窓の決め方がなっていない。立面図に主要な通り芯を加えると開口の寄り寸法を意識することができる。平面図を描いても頭の中は立体である。
考え方や判断の過程を図面に記入する。理詰めで考えるものである。
意匠を考えている割りに、外見も整っていないものがある。間取りの設計なのですね。
posted by TASS設計室 at 09:04| 閑話休題

無駄な設計

見るからに無駄な設計を見かける。もう一度、見直すとよい。
安易に考えて意匠図を描いているようだ。美人でも、知性美と白痴美があるように、造形にも知性がある。
ビルものを設計している人は、整然とした計画をする。

posted by TASS設計室 at 01:43| 閑話休題

設計は事業計画の一環と考える

基本設計は事業計画の一環と考えることができない設計者は、計画がまとまりにくい。
デザインだけが独り歩きしてしまい、事業計画に合った合理性が見当たらない。それでは設計ではない。設計はプロジェクト全体からすれば一部である。
今日は計画全体を決める打合せを行うが、他にも今まで何度か聞いている案件が出てくる可能性がある。僕の専門が構造設計と知って事業主は僕に相談してきている。意匠設計や開発の設計もできる構造設計者という位置づけらしい。開発申請から建築確認までの全体の資料は関係者に配布済みである。

事業主は、あれもやりたい、これもやりたいと言うものだが、それを否定するのではなく、経済効率を考えて説明する。その際、概算で工事費が出せる程度の睨みが必要だ。
部分に目が向くのではなく、全体を俯瞰することが重要だ。ある意味、冷めた目で見るのである。

posted by TASS設計室 at 09:00| 閑話休題

2022年09月01日

No.3 階別耐力壁から

【一般入力】
【階別耐力壁】頭つなぎ・上枠 X方向、Y方向共 206 SPF-2
【階別梁床】デフォルト 1F Fc=21
【応力割増】全て 1.00
【床面積入力】自動計算 する
【さがり距離】RC梁のみ入力する。合板上端から梁芯までのきょりを入力する。
土台の断面を 140x89とすると 24+89+20+700/2=483
【反曲点比】0.5という数値は納得できないので1.0とする。
【風荷重】自動計算
【仕様規定】階数>3、高さ >13、軒の高さ >9、延べ面積>500、その他 共同住宅にチェックする。

【部材】
【壁】
【開口】
【梁】
【小梁】省略
【床】
【節点状態】梁が交差する場合は、優先方向を個別に設定する。
【特殊0】特殊荷重を入力する。
【頭つなぎ】計算範囲を指定する。
【床下張り】計算範囲を指定する。

【部材2】
【壁端部金物】
【外壁設定】
【土台】
【二次部材】
【隅部タイプ】
【屋根】






posted by TASS設計室 at 17:23| はじめての2x4壁式

No.2 一般入力、地震係数他

【一般入力】【地域係数】
ルート判別用地上高さは最高高さとなるので 13046
ルート判別用軒高 :1階はコンクリートスラブとする場合、基礎の立上りを300とし、土台の上端をGL+410とすると軒高は 410+3009x4=12446
1次固有周期用地上高さは、パラペット天端とし 12446+600=13046
GLから1階SLまでの高さは、GLから土台上端までの高さとして 410
RC部分の高さは 0
PH震度 1.00
地域係数 1.00
地盤の固有周期 第2種地盤として 0.6
標準せん断力係数 X、Y共に 0.20
用途係数 1.00
一次固有周期は自動計算とするので、X,Y共に 0
耐力壁の算出形式指定は、タイロッドを使うので、上下階で開口位置を揃えることを前提として【下の階に同じ】とする。
大梁のCMQ長期応力関係は α=1.00 β=1.00 で良いが、小梁の設計用曲げモーメントに倣い
α=0.60 β=0.35 とする。β=0 とすると、大梁中央のモーメントをMoで計算することになる。
α=1.00 にすると梁端部を固定端モーメントで計算することになる。安全側なので、これも良いと思う。
梁戻り距離は梁せいの 1/4
地表面祖度区分 3
基準風速 Vo 34
陸屋根とするので、軒出 0 勾配 0.00/10 重い屋根とする
重い屋根、軽い屋根は許容応力度計算には影響ないが、重い屋根にしておく。
1階の風下側の考慮は、【考慮する】を選択する。

【積雪考慮】
積雪量 30
雪単位重量 20
積雪荷重の考慮 短期で考慮
雪の係数はデフォルトのままとする。
多雪区域では、α=1.00 とする場合があるので、県条例などを調べる。

【剛性係数】
デフォルトのままとする。

【枠判定】
壁のモデル化 壁倍率では計算しないので 部材選択
壁の規準強度 1960
壁の基準変形角 1/150
材寸法 206 枠部材強度 SPF-2
品確法で計算しないので全て等級1
以下デフォルトのままとするが、壁の許容せん断耐力は
降伏せん断耐力に靭性による低減係数を乗じた値とし、釘ピッチ100の時の塑性率μ=6.00とする。この時のDs=0.30である。
耐力壁の塑性率は釘ピッチで決まるので、釘ピット50の壁はμ=4.58 になる。この時のDs=0.35である。

【応力解析】
ねじれ補正 する
補正値 1.000 ねじれ補正の最低値を 1.000 とする。
標準剛度 0.0 このデータは計算に使われていない。









posted by TASS設計室 at 03:39| はじめての2x4壁式

基本設計の時間のかけ過ぎ

基本設計の時間のかけ過ぎで、狙いが定まらない人がいる。いつ決まるか分からないので、質問があれば答えている。
大組織で設計してきた人は個人プレイが得意ではない。客や施工会社、周りの人も同様に大手企業が集まっているので、決まるまでに時間がかかる。その建物は有っても無くても大勢に影響がないので、僕がオーナーなら、その建物は建てない。
僕は関係者と話しているわけではないので想像にすぎないが、ゼネコンの営業が無理に建てさせようとしているのではないかと思っている。
posted by TASS設計室 at 02:23| 閑話休題