構造設計料を気にするより、計画を気にすることではないですか。
僕は自分でも意匠設計を行うので、意匠設計に踏み込んで構造計画を行う。意匠設計の合理性や妥当性、機能性を考えることが先と考えている。
最良の解を求めると、鉄骨造になることがあり、その場合、木造の会社が混構造を提案することは無駄である。必然性がない。
2022年09月16日
構造設計料を気にするより、計画を気にする
posted by TASS設計室 at 09:28| 混構造
2022年09月15日
縦横無尽に何でも計算できるプログラム
WRCで計算していて、やっぱりRCラーメンかな、S造かな、2x4工法でもいけるかもしれない、なんて考え何でも計算できるプログラムができるかもしれない。
木造の耐震診断では、伝統工法・軸組工法・2x4工法の計算を1つのプログラムで計算することができる。
同じプランで軸組工法と2x4工法を同時進行で比較することができたら、仕事をひっくり返しやすくなる。やっぱり2x4工法のほうがコストが下がるでしょ、なんてシミュレーションができる。
構造計算規準を度外視すれば、何でも計算できる。
木造の耐震診断では、伝統工法・軸組工法・2x4工法の計算を1つのプログラムで計算することができる。
同じプランで軸組工法と2x4工法を同時進行で比較することができたら、仕事をひっくり返しやすくなる。やっぱり2x4工法のほうがコストが下がるでしょ、なんてシミュレーションができる。
構造計算規準を度外視すれば、何でも計算できる。
posted by TASS設計室 at 22:57| 構造計算プログラム
小規模4階建て
1階を店舗、2階以上をアパートなどとする小規模4階建ては、意匠設計者の技量が試される。
このくらいの規模で混構造で計画すると、鉄骨造の会社に負ける。客は間違いなく鉄骨造も視野に入れて考えている。木造は安いと思いこんでいる客もいる。
手際よく小規模鉄骨造の設計ができる意匠設計と構造設計の同時進行で設計できる設計事務所が必要で、構造設計主導で設計しないとまとまらない。
会社の営業段階の企画設計の担当者は、無理に決めなくてもよいので、やりやすい仕事を優先することである。ごちゃごちゃ図面を描いているうちは決まらない。条件が整理できて、スッキリした図面になったら、契約になるだろう。契約すれば外部の意匠事務所に引き継がれる。
企画設計の段階が受注に影響する。意匠設計者は定性的に考えて、さらっとまとめる腕を磨くことである。
敷地条件の悪いところで、いいプランを提示すると、施主は直ぐに建てたくなるものである。
このくらいの規模で混構造で計画すると、鉄骨造の会社に負ける。客は間違いなく鉄骨造も視野に入れて考えている。木造は安いと思いこんでいる客もいる。
手際よく小規模鉄骨造の設計ができる意匠設計と構造設計の同時進行で設計できる設計事務所が必要で、構造設計主導で設計しないとまとまらない。
会社の営業段階の企画設計の担当者は、無理に決めなくてもよいので、やりやすい仕事を優先することである。ごちゃごちゃ図面を描いているうちは決まらない。条件が整理できて、スッキリした図面になったら、契約になるだろう。契約すれば外部の意匠事務所に引き継がれる。
企画設計の段階が受注に影響する。意匠設計者は定性的に考えて、さらっとまとめる腕を磨くことである。
敷地条件の悪いところで、いいプランを提示すると、施主は直ぐに建てたくなるものである。
posted by TASS設計室 at 18:12| 混構造
建築設計を誤解していませんか
建築設計はお絵描きだけのデザインではない。
法規を満たし、コストもコントロールする。建築は雑学の集大成というように、総合力が要求される。
それを中心となる設計者1人が調整する。1人で決めてトップダウンが最も効率が良い。
絵を描いたもの全てが、法規や構造に影響する。軽微変更と計画変更の違いを理解し、何を変えたらどうなるかくらいは自分で判断できるようになってもらいたいものである。
いちいち審査機関に聞いたり、構造担当に聞いたりしているようでは、仕事が進まないだろう。
法規を満たし、コストもコントロールする。建築は雑学の集大成というように、総合力が要求される。
それを中心となる設計者1人が調整する。1人で決めてトップダウンが最も効率が良い。
絵を描いたもの全てが、法規や構造に影響する。軽微変更と計画変更の違いを理解し、何を変えたらどうなるかくらいは自分で判断できるようになってもらいたいものである。
いちいち審査機関に聞いたり、構造担当に聞いたりしているようでは、仕事が進まないだろう。
posted by TASS設計室 at 10:08| 閑話休題
基本構想は意匠設計、基本設計は構造設計
基本構想は意匠設計、基本設計は構造設計
構造設計者は構造以外の法規にも詳しくなり、打合せに同席して客と話しをし、役所の全ての部署と協議ができることである。
客は構造に関する興味があり、打合せの初期段階で話題になるため、素人に分かるように話す。従来のように意匠設計者を介すると、話しが遠くなる。
構造設計者は構造以外の法規にも詳しくなり、打合せに同席して客と話しをし、役所の全ての部署と協議ができることである。
客は構造に関する興味があり、打合せの初期段階で話題になるため、素人に分かるように話す。従来のように意匠設計者を介すると、話しが遠くなる。
posted by TASS設計室 at 00:25| 閑話休題
鉄骨に負けている混構造
混構造4階 VS 鉄骨造
混構造の建築を請け負う会社は、受注の取りこぼしがないよう鉄骨造も受注できるようにする。構造形式を決める場合は「必然性」が必要である。木造の会社だから木造にするというのでは、鉄骨系の他社に負ける。
片土圧を受ける場合の最下層はRC造かWRC造とする。これは鉄骨の会社が苦手とするところである。
1階がピロティ形式になる場合は、RC造かS造のラーメンにするが、1階をS造ラーメンにするなら2〜4階もS造ラーメンにするほうが合理的である。
両者のコストを比較すると、明らかに全階をS造にするほうに分がある。
混構造の建築を請け負う会社は、受注の取りこぼしがないよう鉄骨造も受注できるようにする。構造形式を決める場合は「必然性」が必要である。木造の会社だから木造にするというのでは、鉄骨系の他社に負ける。
片土圧を受ける場合の最下層はRC造かWRC造とする。これは鉄骨の会社が苦手とするところである。
1階がピロティ形式になる場合は、RC造かS造のラーメンにするが、1階をS造ラーメンにするなら2〜4階もS造ラーメンにするほうが合理的である。
両者のコストを比較すると、明らかに全階をS造にするほうに分がある。
posted by TASS設計室 at 00:10| 混構造
2022年09月14日
BUS-6をデータ入力用として利用する
BUS-6をデータ入力に利用すると、木造の計算もできる。建物形状を入力する場合、FAP-3で座標入力するより BUS-6 を利用するほうが楽に入力できる。
そのデータをFAP-3で読み込み、MED-3で断面検定を行う。
そのデータをFAP-3で読み込み、MED-3で断面検定を行う。
posted by TASS設計室 at 11:09| 構造計算プログラム
2022年09月13日
洗練された構造計算プログラム
洗練された構造計算プログラムは、大規模建築物に対応し、ユーザー数が多い RC/SRC/S造の計算プログラムに多い。それらと比べると、木造の構造計算プログラムの中にはイマイチのものがあり、作り直してもらいたいくらいである。
通り芯を決めて部材を配置するだけだが、開発会社により入出力のスタイルが異なる。
僕は構造システムのプログラムを好んで使っている。
構造計算プログラムの出来の良さは、通り芯の設定および追加、修正の機能にある。節点の移動や斜め軸の設定および変更の機能が重要である。その次は開口部の設定である。先ず最初に形状を入力するのだから、それらの機能が作業効率に大きく影響する。
通り芯を決めて部材を配置するだけだが、開発会社により入出力のスタイルが異なる。
僕は構造システムのプログラムを好んで使っている。
構造計算プログラムの出来の良さは、通り芯の設定および追加、修正の機能にある。節点の移動や斜め軸の設定および変更の機能が重要である。その次は開口部の設定である。先ず最初に形状を入力するのだから、それらの機能が作業効率に大きく影響する。
posted by TASS設計室 at 19:47| 構造計算プログラム
会話が下手な人は、何事も中途半端
会話が下手な人は、何事も中途半端である。
聞いて理解することも中途半端、話すことも中途半端である。酔っぱらいの与太話ではないのだから、しっかり話せと言いたい。
そのためには用語の定義をしっかり理解することである。マークシートの試験のように何となく選択するのではなく、論述するのである。
聞いて理解することも中途半端、話すことも中途半端である。酔っぱらいの与太話ではないのだから、しっかり話せと言いたい。
そのためには用語の定義をしっかり理解することである。マークシートの試験のように何となく選択するのではなく、論述するのである。
posted by TASS設計室 at 13:07| 閑話休題
2022年09月12日
木造専業の構造設計者はルート1止まり
木造専業の構造設計者はルート1止まりの人が多いようだ。
1.414 や 1.732 の計算を避けていることから分かる。無理数だからかもしれない。
1.414 や 1.732 の計算を避けていることから分かる。無理数だからかもしれない。
posted by TASS設計室 at 08:19| 木造の構造計算
2022年09月11日
現用の構造計算プログラム 2022年9月
現用の構造計算プログラム 2022年9月
■ 一貫計算
(01) BUS-6【RC/SRC/S 一貫計算】(構造システム)★
(02) BUS-基礎【同上 基礎・杭の計算、液状化の検討】(構造システム)★
(03) HOUSE-WL【WRC、保有水平耐力計算含まず】(構造システム)★
(04) 壁麻呂【WRC平均せん断力法、保有水平耐力計算】(東京デンコー)
(05) NBUS7【BUS-6の後継】(構造システム)
(06) SS-3【RC/S 一貫計算】(ユニオンシステム)
(07) BF-1【同上 基礎・杭の計算】(ユニオンシステム)
■ 耐震診断
(08) DOC-RC/SRC【RC/SRC 耐震診断】(構造システム)★
(09) DOC-S【S 耐震診断】(構造システム)★
(10) DOC-3次診断(構造システム)
(11) 壁式診断【WRC 耐震診断】(東京デンコー)★
■応力解析、振動解析
(12) DAP【質点系地震応答解析】(構造システム)
(13) FAP-3【任意形状立体骨組応力解析】(構造システム)
(14) SuperBuild FEM【FEM解析】(ユニオンシステム)
(15) SPACE(フリーソフト、研究用)(名城大学村田研究室)
http://wwwra.meijo-u.ac.jp/labs/ra007/space/index.htm
(16) midas iGen
■ 二次部材、断面計算
(17) KT-SUB【RC・S 二次部材、梁の横補剛の計算】(構造システム)★
(18) MED-3【RC/SRC/S造および木造の断面計算】(構造システム)
(19) RC2次部材【RC二次部材】(東京デンコー)
■ 木造
(20) 2X4壁式3【2X4 一貫計算、保有水平耐力、基礎、トラス】(東京デンコー)★
(21) 木三郎4【木造軸組工法】(東京デンコー)★
(22) HOUSE-ST1【木造軸組工法】(構造システム)
(23) HOUSE-DOC【木造 耐震診断】(構造システム)
■ 地盤、擁壁、その他(EXCELのシェアウェア)
(24) 擁壁の構造計算(横浜市型)
(25) 小規模建築用地耐力および液状化の検討
(26) 梁のスリーブ開口補強の計算
※ kizukuri、kizukuri-2x4、kizukuri-steel は使用中止
★ よく使うプログラム
■ 一貫計算
(01) BUS-6【RC/SRC/S 一貫計算】(構造システム)★
(02) BUS-基礎【同上 基礎・杭の計算、液状化の検討】(構造システム)★
(03) HOUSE-WL【WRC、保有水平耐力計算含まず】(構造システム)★
(04) 壁麻呂【WRC平均せん断力法、保有水平耐力計算】(東京デンコー)
(05) NBUS7【BUS-6の後継】(構造システム)
(06) SS-3【RC/S 一貫計算】(ユニオンシステム)
(07) BF-1【同上 基礎・杭の計算】(ユニオンシステム)
■ 耐震診断
(08) DOC-RC/SRC【RC/SRC 耐震診断】(構造システム)★
(09) DOC-S【S 耐震診断】(構造システム)★
(10) DOC-3次診断(構造システム)
(11) 壁式診断【WRC 耐震診断】(東京デンコー)★
■応力解析、振動解析
(12) DAP【質点系地震応答解析】(構造システム)
(13) FAP-3【任意形状立体骨組応力解析】(構造システム)
(14) SuperBuild FEM【FEM解析】(ユニオンシステム)
(15) SPACE(フリーソフト、研究用)(名城大学村田研究室)
http://wwwra.meijo-u.ac.jp/labs/ra007/space/index.htm
(16) midas iGen
■ 二次部材、断面計算
(17) KT-SUB【RC・S 二次部材、梁の横補剛の計算】(構造システム)★
(18) MED-3【RC/SRC/S造および木造の断面計算】(構造システム)
(19) RC2次部材【RC二次部材】(東京デンコー)
■ 木造
(20) 2X4壁式3【2X4 一貫計算、保有水平耐力、基礎、トラス】(東京デンコー)★
(21) 木三郎4【木造軸組工法】(東京デンコー)★
(22) HOUSE-ST1【木造軸組工法】(構造システム)
(23) HOUSE-DOC【木造 耐震診断】(構造システム)
■ 地盤、擁壁、その他(EXCELのシェアウェア)
(24) 擁壁の構造計算(横浜市型)
(25) 小規模建築用地耐力および液状化の検討
(26) 梁のスリーブ開口補強の計算
※ kizukuri、kizukuri-2x4、kizukuri-steel は使用中止
★ よく使うプログラム
posted by TASS設計室 at 23:47| 構造計算プログラム
単独では成り立たないが、2つくっつけると成り立つ
ペンシルビルを連結して耐震強度を確保したことがある。
エキスパンションをとっていたところを接続しただけで、不足していたほうの建物の強度が上がった。
住宅に付属した長辺方向に片土圧を受ける地下車庫も、建物の基礎とつなげることで担当に対する安全率を上げることができた。
平均地盤のことは別にするが、互いに重なるものではなく、高さの差が3mを超えるので、平均地盤を考慮しても法規上の高さに影響はない。
何でもエキスパンションで分離するだけが能ではないことを示した例である。
エキスパンションをとっていたところを接続しただけで、不足していたほうの建物の強度が上がった。
住宅に付属した長辺方向に片土圧を受ける地下車庫も、建物の基礎とつなげることで担当に対する安全率を上げることができた。
平均地盤のことは別にするが、互いに重なるものではなく、高さの差が3mを超えるので、平均地盤を考慮しても法規上の高さに影響はない。
何でもエキスパンションで分離するだけが能ではないことを示した例である。
posted by TASS設計室 at 20:03| 構造設計
斜面地の計画
斜面地の建物や造成計画の手順は、次のように行う。
高低差15〜20m、敷地面積 5,000〜10,000uを想定して書く。
@敷地測量図、高低測量図、地形図などを基に敷地図に等高線を記載する
A地形を把握することが目的のため、隣地の地形や高低差も記入する
B現地を歩き、敷地全体の感覚をつかむ
C斜面の安定に関する情報を得ることを目的として断面図を作成する
D敷地の断面図は隣地の状況も記載する
E基礎の底盤の深さを決める際に必要な安息角を断面図に記載する
F敷地平面図に安息角を考慮した底盤の深さを記載する
G杭基礎を想定し、杭の突出長さの見当を付けるために断面図に杭を記載する
H地盤調査報告書を基に、支持地盤の深さを断面図に記入し、主要な数値を平面図にも記入する
以上で、平面図を見ると、立体を頭に描くことができる。
そこから、建物や擁壁の計画を行う。
I地形図に暫定的な建物を配置し、配置図とする
J建物と地盤が接する高さを配置図に記載する
K高さ3m毎に平均地盤を求めるエリアを記入する
Lとりあえず平均地盤を3m毎の高さの中間の高さとして建物の高さの限界を把握する
M主要なポイントで、道路斜線、北側斜線、隣地斜線などを断面図に記載する
N日影図を作成し、影が落ちる範囲の状況を把握する
制限を満たさなくてもよいが、どの程度不足するか現状を把握する
ここまでやると、建物のボリュームを出すことができる。
擁壁の計画では、2段擁壁にならないようにするが、ひな壇状の建物の場合も同様である。
O断面図を作成し、作用する土圧をチェックする
P土圧を杭で受ける場合は、場所打ちコンクリート杭とし、杭の水平力に対する計算を行い、数値的に把握しておく
Q直接基礎の場合は、2段擁壁にならないよう断面図で検討する
建物を配置する場合、避難通路など、斜面地建築物や地下建物に関する指針に目を通し、緑地帯を含み見当をつけておく。
大きな建物は大きな建物なりに難しいところがあり、小さな建物は小さな建物なりに難しいところがある。土圧との勝負である。
高低差15〜20m、敷地面積 5,000〜10,000uを想定して書く。
@敷地測量図、高低測量図、地形図などを基に敷地図に等高線を記載する
A地形を把握することが目的のため、隣地の地形や高低差も記入する
B現地を歩き、敷地全体の感覚をつかむ
C斜面の安定に関する情報を得ることを目的として断面図を作成する
D敷地の断面図は隣地の状況も記載する
E基礎の底盤の深さを決める際に必要な安息角を断面図に記載する
F敷地平面図に安息角を考慮した底盤の深さを記載する
G杭基礎を想定し、杭の突出長さの見当を付けるために断面図に杭を記載する
H地盤調査報告書を基に、支持地盤の深さを断面図に記入し、主要な数値を平面図にも記入する
以上で、平面図を見ると、立体を頭に描くことができる。
そこから、建物や擁壁の計画を行う。
I地形図に暫定的な建物を配置し、配置図とする
J建物と地盤が接する高さを配置図に記載する
K高さ3m毎に平均地盤を求めるエリアを記入する
Lとりあえず平均地盤を3m毎の高さの中間の高さとして建物の高さの限界を把握する
M主要なポイントで、道路斜線、北側斜線、隣地斜線などを断面図に記載する
N日影図を作成し、影が落ちる範囲の状況を把握する
制限を満たさなくてもよいが、どの程度不足するか現状を把握する
ここまでやると、建物のボリュームを出すことができる。
擁壁の計画では、2段擁壁にならないようにするが、ひな壇状の建物の場合も同様である。
O断面図を作成し、作用する土圧をチェックする
P土圧を杭で受ける場合は、場所打ちコンクリート杭とし、杭の水平力に対する計算を行い、数値的に把握しておく
Q直接基礎の場合は、2段擁壁にならないよう断面図で検討する
建物を配置する場合、避難通路など、斜面地建築物や地下建物に関する指針に目を通し、緑地帯を含み見当をつけておく。
大きな建物は大きな建物なりに難しいところがあり、小さな建物は小さな建物なりに難しいところがある。土圧との勝負である。
posted by TASS設計室 at 13:38| 構造設計
混構造の構造計算プログラム
混構造が定着したので、混構造に対応する構造計算プログラムが有っても良いのではないだろうか。
今のところ、木造を含む混構造で一発で答えが出るのは、東京デンコーの「2x4壁式」(WRC + 2x4工法)だけである。
混構造の上部構造は、
@木造軸組工法
A2x4工法
Bスチールハウス
C軽量鉄骨造
下部構造は、
DRCラーメン
EWRC
F鉄骨造
上記の組合せである。
CとD、CとFは BUS-6 で計算でき、杭基礎の計算と連動する。
AとEは 2x4壁式で計算するが、杭を含む基礎の設計は BUS基礎 が優れている。
今後の需要の可能性がある組合せは @とDEF、AとDFである。
スチールハウスは、2x4工法に統合したほうが良いと考えている。
繰り返しの地震力を考えると、2x4工法の耐力壁より終局強度が落ちるのではないか。
2x4工法のミッドプライウォール、CLTの耐力壁と組合わせたら良さそうだ。
上記の@〜Cは好きなように組合わせたい。
今のところ、木造を含む混構造で一発で答えが出るのは、東京デンコーの「2x4壁式」(WRC + 2x4工法)だけである。
混構造の上部構造は、
@木造軸組工法
A2x4工法
Bスチールハウス
C軽量鉄骨造
下部構造は、
DRCラーメン
EWRC
F鉄骨造
上記の組合せである。
CとD、CとFは BUS-6 で計算でき、杭基礎の計算と連動する。
AとEは 2x4壁式で計算するが、杭を含む基礎の設計は BUS基礎 が優れている。
今後の需要の可能性がある組合せは @とDEF、AとDFである。
スチールハウスは、2x4工法に統合したほうが良いと考えている。
繰り返しの地震力を考えると、2x4工法の耐力壁より終局強度が落ちるのではないか。
2x4工法のミッドプライウォール、CLTの耐力壁と組合わせたら良さそうだ。
上記の@〜Cは好きなように組合わせたい。
posted by TASS設計室 at 10:09| 混構造
2022年09月10日
基本設計と構造設計
混構造を軸組工法のスキップフロアに変更する再設計のスケッチを描いている。
構造設計としては、斜面の安息角の中に入る基礎を設計するだけで、断面図を何枚か作成するだけで終るものである。斜面を段切りして、大きな土圧が働かないようにする。
木造なので、屋根勾配を利用した変化のあるものにすることができる。このような場合、屋根勾配は斜面に直交するほうがメンテナンス上も安心感がある。
安息角に入らない基礎は、地盤改良を兼ねた小口径鋼管杭を打ちたいところだが、杭打ち機械が入りそうもない。最初に基礎の底を決めてから建物の高さを決める。山留を簡易なものとして土を削るだけで済ませる計画とする。
斜面を見れば、そこに適した建物が頭に浮かぶものである。
むかし言われたことを思い出した。「図面が簡単なら施工も簡単」、曲面が好きな設計者がいるが、「丸にするなら三角にしろ」である。
構造設計としては、斜面の安息角の中に入る基礎を設計するだけで、断面図を何枚か作成するだけで終るものである。斜面を段切りして、大きな土圧が働かないようにする。
木造なので、屋根勾配を利用した変化のあるものにすることができる。このような場合、屋根勾配は斜面に直交するほうがメンテナンス上も安心感がある。
安息角に入らない基礎は、地盤改良を兼ねた小口径鋼管杭を打ちたいところだが、杭打ち機械が入りそうもない。最初に基礎の底を決めてから建物の高さを決める。山留を簡易なものとして土を削るだけで済ませる計画とする。
斜面を見れば、そこに適した建物が頭に浮かぶものである。
むかし言われたことを思い出した。「図面が簡単なら施工も簡単」、曲面が好きな設計者がいるが、「丸にするなら三角にしろ」である。
posted by TASS設計室 at 20:03| 閑話休題