2022年08月30日

ニッチな仕事

木造の構造計算にはニッチなところがある。
圧倒的多数は、kizukuri あるいは kizukuri-2x4 で計算できる3階建ての計算である。4階建て以上には対応しない。
基礎は布基礎あるいはベタ基礎で、支持杭の計算は行わない。支持杭に水平力が作用し、杭頭モーメントの曲げ戻しの計算は想定していない。
平面的な斜め軸の計算は、直交する壁に置き換えて計算している。

2x4工法で上記以外は下記の通りでありるが、頻度は普通の建物100棟に対して1棟もない。
@4階建て以上
A平面的な斜め軸
B保有水平耐力計算
C支持杭の計算
D壁の剛性による計算
E混構造(RC、WRC、Sと組合せ)
F地下室、斜面地の建物
G手計算で補足しなければならない計算
posted by TASS設計室 at 23:15| 木造の構造計算

エラーメッセージ、ワーニングメッセージ

エラーメッセージ、ワーニングメッセージが少なすぎる構造計算プログラムがある。
一次固有周期の計算用の高さを入れ忘れたら、計算結果を出力が出ずに中断した。
このような時に、メッセージが出たら有難い。
データの数値の範囲が適用範囲を逸脱していたり、入力すべきデータが欠落している際に出る注意喚起のためのメッセージもある。N(ニュートン)とkN(キロニュートン)、mm(ミリ)とcm(センチ)とm(メートル)が混在するので、桁外れの間違いを犯す可能性がある。
計算結果のNGを検索し、その計算結果のページに飛んで行くものもある。
posted by TASS設計室 at 22:41| コンピュータ

言葉を可視化してイメージする

即座に言葉を可視化してイメージする。
この反応が遅い人がいるので、絵を描きながら説明する必要がある。
しかし、説明しても無駄な人が多いことに驚く。その場しのぎの仕事をしていることが分かる。
鉄骨の話しをしているのだから、「溶接」と言ったら、「突合せ溶接」と「隅肉溶接」があることくらい基礎知識として持ってもらいたい。
直接基礎の話しをしていると「独立基礎」と「ベタ基礎」くらい分かってもらいたい。何でもまとめて「基礎」と理解し、自分とか関係のない職種が作業するものだと思っているのだろう。だから木造住宅の断面図で、基礎の断面を描かない図面がある。
これらのポイントは、「断面で考えること」である。
posted by TASS設計室 at 11:49| 閑話休題

4号建築でも保有水平耐力計算

https://kakunin-shinsei.com/4gou-hitsuyouzumen/
4号建築でも構造計算ルートが適用され、4号建築でも保有水平耐力計算を行うことがあった。審査が省かれるだけである。
RC造やS造のルート判定、2x4工法の告示1540号の適用範囲、木造軸組工法の偏心率などは注意が必要だ。
RC造では耐震壁付きラーメンになるか、S造の標準せん断力係数や偏心率など、普通に判断する。
無駄な審査対応を省くことができるが、中身はしっかりしておきたいものである。
posted by TASS設計室 at 10:34| 構造設計