2022年08月26日

木造3階ルート1と鉄骨造3階ルート1-1

木造3階ルート1は面積の上限が無いが、鉄骨造3階ルート1-1は500uという限界がある。
しかも鉄骨造のルート1-1とルート1-2は標準せん断力係数0.3で計算しなければならない。木造のルート1の標準せん断力係数は0.2である。
不公平だと思いませんか。

posted by TASS設計室 at 19:04| 構造設計

ルート1とルート3

壁量があればRC造やWRC造はルート1が成り立つ。
鉄骨造はルート1-1あるいはルート1-2が成り立ってもルート3にすると柱断面が1段階小さくなる。
ルート2の計算は、2x4工法3階建てで軒高9mを超えた時に採用したくらいで、ルート2の計算は採用していない。ルート2の審査ができる審査機関が多数あるので、適判を避けてルート2で計算するのも良いかもしれない。剛性率は何とかなっても、偏心率を0.15以内にすることができるかどうかである。
小細工すると数字の遊びになってしまう。鉄骨造で鉛直ブレースをアングルと丸鋼を組合わせて偏心率0.15以下にできたものもある。これなら標準せん断力係数0.2で計算できる。
こう考えてみると、鉄骨造のルート1は、厳しすぎるのではないかと思う。一次設計で立体解析で応力計算を行い、ねじれ補正を行うので、二重に安全をみているのではないか。
木造と鉄骨造のルート1の計算条件として、軒高9m、最高高さ13mが見直され、高さ16mになるらしい。
2x4工法では階高3.5mという制限が有るような無いような、WRC造と関係ありそうだ。
壁耐力で言うと、2x4工法では長さ60cmの壁を耐力壁とすることができるが、せん断耐力と曲げ耐力を比較し、両者の低いほうを壁の耐力にするほうが適切と考えている。
WRC造にある隣接する開口高さの0.3倍という制限は、2x4工法には無い。

posted by TASS設計室 at 17:00| 構造設計

平面的な斜め軸の耐力壁、他

立体解析プログラムなら、ラーメンでも壁式でも平面的な斜め軸の耐力は、X方向にもY方向にも考慮される。
ところが、平面骨組のプログラムでは、直交座標で配置した耐力壁の方向のみ耐力壁となる。だから昔のプログラムは、軸の傾斜を15°以内は直交座標とみなすとして計算していた。
「2x4壁式」で平面的に45°方向の壁の計算を行う際に悩む。何とか両方向に効かせたい。同一直線上の壁でも、途中までをX方向の壁、途中からY方向の壁としてデータをつくり、壁倍率で調整して等価な壁とし、引抜金物の計算結果を補正する。

SS-7で木造ラーメンの計算ができることを知った。データ入力はSS-7、BUS-6などのプログラムを使い、部材の断面算定を木材として行うことで、木造の高層建築の計算ができる。
SS-7やBUS-6はデータ作成用と思えばよい。BUS-6のデータをFAP-3で読み込み、MED-3で断面算定を行うようなものである。
断面をマルチスプリングに置き換えて計算するのだから、鉄と木の組合せも可能なことは理解できる。SRCのRCの代わりに木を組合わせる。そこまで出来ても、仕口部分の計算が難しい。バネに置き換えて計算することになる。鉄骨の柱脚のバネと同じ要領である。
コンクリートは流し込めば一体化できるが、木材はそんなことができない。粗骨材に木を用いたら、どんなことになるだろう。浮いてきちゃうかな。

posted by TASS設計室 at 11:32| 構造設計

旧式のプログラムは捨てがたい

旧式のプログラムには捨て難いものがある。
応力計算が平均せん断力法の「壁麻呂」が基本で、電卓で数値を追いやすい。
その延長線上に「2x4壁式」がある。「2x4壁式」のWRCの計算は「壁麻呂」である。
壁式構造は立体解析ではなく、平均せん断力法のほうが分かりやすいので好きだ。
とは言うものの、WRC単独の場合は、構造システムの「HOUSE-WL」を使うこともある。

混構造は「2x4壁式」で一気に計算するので、1階の階高は1階のRCスラブ天端から2階の合板上端までの高さとし、2階の梁の下がり距離で調整する。最初は1階のRCスラブ天端から2階のRCスラブ天端までの高さを階高としたが、2階の2x4工法の階高が実際の高さと異なってしまう。WRCの階高はそれでよいが、2階の階高が合わない。
建物全体の連続性を考えると、RCスラブ天端から合板上端を階高とすることが妥当である。荷重拾いは、2階の合板上端までをWRCとしているので、荷重を過小に拾うことはない。


posted by TASS設計室 at 03:37| コンピュータ