2022年08月18日

木造建築の外部鉄骨階段

木造建築の外部鉄骨階段の設計で悩んでいる人がいるようだが、次のように考える。
外部鉄骨階段の重量を木造としてデータ入力する。鉄骨の柱を木造の柱あるいは支持壁としてデータを入力し、階段や鉄骨の重量を別に拾い出して床荷重として配置する。
建物本体と一体化しているので、階段に作用する水平力は木造本体に伝達され、偏心率に対する影響も考慮される。これで建物全体の計算ができる。
その後、鉄骨階段の部分の柱や建物との接続部分を検討する。
3〜4階建ての外部階段になると、自立することは無理だから、建物本体に接続することになる。
このような計算は、RC造の建物に付いている鉄骨階段を思い浮かべると理解できる。
posted by TASS設計室 at 20:49| 木造の構造計算