2022年08月13日

看板

人は何事も看板で判断する性質があるので、看板を何種類か用意すると相手にとって分かりやすい。
耐震診断と補強設計は別会社と連携して行っている。その目的は、利益がグループ会社に残るようにすることである。
工場や倉庫、ビルものの構造設計は、構造設計事務所として普通に行っている。新築だけではなく、改修工事の設計も行う。物件数としては改修工事のほうが多い。既存の建物に手を加える設計は、新築とは異なる難しさがあるので、そのような案件が入る。
木造の設計も行うが、混構造や保有水平耐力計算が必要なものや変形した建物、斜面地の利用が多い。
設計の自由度が高い2x4工法を勧めている。
斜面地の計画はRC造になるが、構想の段階から相談を受け、構造計画と法規チェック、行政との事前協議から行っている。
造成工事に絡む土木的な設計も行っている。

posted by TASS設計室 at 16:37| 閑話休題

2x4工法の保有水平耐力計算

2x4工法の保有水平耐力計算で、崩壊形を確認する。
耐力壁が上下に連続するものとして設計できればよいが、ズレている時は、上下揃っている範囲を耐力壁として計算して金物を通す。
陸立ちの壁で、壁の終局耐力で保有水平耐力を決めているのであれば、その時点の梁の耐力をチェックし、壁の終局耐力を確保する。
梁の耐力で頭打ちになるなら、壁の耐力を下げて判定する。
保有水平耐力計算を行う建物では、丘立ちの壁は好ましくない。壁の耐力を低くして成り立つくらいがちょうどよい。
posted by TASS設計室 at 02:05| 2x4工法

鉄骨造ルート1-3

鉄骨造のルート1に、高さ13m以下かつ軒高9m以下で適用できる現行のルート1-1およびルート1-2に加え、新たに高さ16m以下かつ階数3以下で適用できるルート1-3を追加することについて、国土交通省で検討が始められているという情報に注目する。
しかし、鉄骨造はルート3で設計することが主流なので、気にしない。
https://www.bureauveritas.jp/magazine/220610/003

僕の想像だが、ルート1-3には、偏心率と剛性率が加わるのではないか。それならルート2と同じことだ。
標準せん断力係数を0.3とし、ブレースのβ割増しのないものである。
軽量鉄骨造にも適用できるが、プレファブメーカーの認定工法の場合、当分の間は認定から外れた設計になる。
posted by TASS設計室 at 01:13| 構造設計