2022年07月24日

RCの設計ができない構造設計者

大型の建物を設計している人だが、小さくてもRC造の設計ができない構造設計者がいるということを聞いた。これは優柔不断な意匠設計の相手をする手間がかかるから、そのように言っていると思う。耐震壁のバランスが悪く、スリットを拒否し、断面を小さくしたがる意匠設計者特有の癖を分かっているからに違いない。

構造計画のセンスのよい意匠設計者なら、そんな心配は必要ない。この人、構造設計をやったほうが良いのではないかと思うような意匠設計者がいる。図面を見ると整然として知性を感ずる。総合的に判断する力量がある。由緒ある設計事務所の管理建築士である。

何を研究しているか知らないが、事務所名に「研究所」という名前をつけた意匠設計者もいる。看板通り研究しているのだろうか。どうも僕は「研究所」とネーミングする意匠設計者を好きになれない。

今日は延床面積 8,000uの建物の基本設計が3日目で片づいた。開発申請から始める案件である。杭が必要か微妙な土質である。
posted by TASS設計室 at 17:53| 構造設計