2022年07月05日

「制振装置」の“闇”

木造の「制振装置」の業界も実は、“闇”がある
こんなメールニュースが届いた。
制振装置はしっかりしていたとしても、それが接続されている部位は脆弱だったりしませんか?
そもそも剛性の低い木造住宅に制振装置を付けても、気休めでしかないことは感覚的に分かる。
2〜3%は効果があるという解析結果もあるが、その程度では実感として分からない。
posted by TASS設計室 at 23:43| 木造住宅

4階建て木造ビル

木造ビルに関するニュースの抜粋です。
試算では、「耐火建築物同等」の性能を持つ4階建て木造ビルの建設費用は鉄骨造より2割高かった。また、木材流通には多数の業者が介在するため、中間マージン(手数料)が発生し価格が高止まりしているとの指摘もある。(引用はここまで)
木造業界の技術力の低さが問題で、3階建てまでがいいところだ。4階建て以上になると急に構造設計者と建設会社が少なくなる。
posted by TASS設計室 at 16:10| 閑話休題

パイルドラフト基礎

塔状比が小さく、低層の建物から、パイルドラフト基礎を積極的に採用したい。
多くの人が採用している RES-P工法 もパイルドラフトなのです。
posted by TASS設計室 at 14:24| 構造設計

思考停止

「構造」というと自分には関係ないとして、思考停止になる。確認申請は代大願事務所に依頼し、設計監理は名ばかりで施工会社の言いなりである。見積内容は分からなく、金額だけが独り歩きする。
こんな設計者がいる。
posted by TASS設計室 at 14:09| 閑話休題

斜面地の計画

斜面地の計画では敵は土圧であり、立体的に考えて設計する。
2段擁壁にならないよう「ひな壇」にすることがポイントである。
それを考慮して意匠の計画を行う。
難しいことを考えずに意匠設計を含み構造設計者に依頼することを勧める。
住宅の設計者にはインテリアとエクステリアの設計に専念してもらう。
posted by TASS設計室 at 09:59| 構造設計

斜面地の無理な構造計画で大幅な予算超過

斜面地の無理な構造計画で大幅な予算超過
最初に意匠図を見た時に、計画の練り直しを提案したが、そのままの計画で確認を下したいと言う。
斜面の土圧を地下室で受ける計画である。
RC部分の工事費は、最初の僕の睨みで3,000万で、それでも予算オーバーだったが、仮設に思いのほかコストがかかり5,000万という見積りが出てきた。建物を請け負う会社は、RCの工事が苦手な木造専業の会社であるため、こちらの知り合いの会社に見積りを依頼していた。
この設計は全面的に見直しが必要だ。慣れない意匠設計者がお絵描きした例である。最初に図面を見て、少しも良いところのない設計だった。
斜面をひな壇に切ってスキップフロアにすることが常套手段ではないだろうか。
2段擁壁にならない計画にすると、仮設の山留が楽になる。
posted by TASS設計室 at 07:36| 閑話休題