小規模鉄骨造はルート3で計算するに限る。
構造設計一級建築士の関与が必要だが、構造設計一級建築士の資格を持たなくても、誰かにハンコを押してもらえば済むことである。木造専業でRC造やS造の保有水平耐力計算に慣れていない人でも、構造設計一級建築士の試験に合格している。
二次部材の計算書や図面は作成することができるだろうから、架構の計算のうち、保有水平耐力計算の部分だけをチェックしてもらえば済むのではないか。審査機関や適判からの質疑応答も含み、出来る人に頼めば済む。
保有水平耐力が出ないという相談を受けるが、基礎梁の終局耐力が不足し、基礎梁にヒンジができていることが殆どであった。
2022年06月11日
小規模鉄骨造はルート3に限る
posted by TASS設計室 at 10:44| 構造設計
木造4階が普及しない理由
木造4階が普及しない理由は、意匠設計者が設計しているからである。
構造設計者が法規に強くなり、基本計画を行うほうが効率の良い計画ができる。
多くの木造専業の設計者は、2階建てかせいぜい3階建ての設計を行っており、中層建築の設計の経験がない。
基本計画の図面で、木造3階建てを、そのまま4階にした図面が送られてくる。
杭基礎になると、全く手が出ない。杭頭モーメントを基礎梁で処理する支持杭のことである。
杭と言えば地盤改良と思っている人がいる。見たことがなければ設計できない。
混構造を含み、5階建てまでの設計を経験すると応用範囲が広くなる。斜面地の建物は必然的に最下層がRC造あるいはWRC造となる。
建設コストを考えると、上部の木造は2x4工法になり、下部は大きなピロティがない限りWRC造がバランスがよい。
ピロティがあっても、ピロティの外側に耐震壁が配置できればWRC造も可能になる。
構造設計者が法規に強くなり、基本計画を行うほうが効率の良い計画ができる。
多くの木造専業の設計者は、2階建てかせいぜい3階建ての設計を行っており、中層建築の設計の経験がない。
基本計画の図面で、木造3階建てを、そのまま4階にした図面が送られてくる。
杭基礎になると、全く手が出ない。杭頭モーメントを基礎梁で処理する支持杭のことである。
杭と言えば地盤改良と思っている人がいる。見たことがなければ設計できない。
混構造を含み、5階建てまでの設計を経験すると応用範囲が広くなる。斜面地の建物は必然的に最下層がRC造あるいはWRC造となる。
建設コストを考えると、上部の木造は2x4工法になり、下部は大きなピロティがない限りWRC造がバランスがよい。
ピロティがあっても、ピロティの外側に耐震壁が配置できればWRC造も可能になる。
posted by TASS設計室 at 09:23| 木造の構造計算