耐力壁と非耐力壁で釘打ちのピッチを変える設計が常態化している。
僕はRC造のラーメン構造に倣い、雑壁を考慮した偏心率と考慮しない偏心率を求め、それらの不利な法を採用するという方法も考えられる。
偏心率はコンピュータで計算するのだから、両方計算しても苦にならない。
壁線区画の中の壁を支持壁としなければならないと思っている人もいるようだが、ルート判別におけるRC造の壁の評価の要領で、フレーム内の壁と雑壁を係数を変えて集計することも考えられる。
なるべく現実に近い剛性評価を行うべきではないだろうか。偏心率が0.15を超えたら ねじれ補正 を行う。ただし、補正の最小値は 1.000 とする。
RC造ならスリットを入れたり、短冊壁にすることがある。RC造で壁をALCにすることは中高層建築で行われている。特にバルコニー側の壁はやりやすい。
鉄筋のピッチを@300にしたからといって、剛性を無視できるわけではない。可能な限り、有るものを有るがままにモデル化する。