杭と基礎梁まで一貫計算で通せる構造なら、杭の計算と杭頭モーメントを基礎梁に曲げ戻す計算までシームレスに連動するが、上部構造が壁式鉄筋コンクリート造や木造の場合で支持杭を採用する場合、BUS基礎と連動するように計算できないだろうか。
上部構造が木造で、最下部がラーメン構造のとき、上部構造の軸力を受ける位置に梁を設け、梁に対する特殊荷重として上部構造の地震時の荷重を入力したことがある。基礎梁だけの場合にも使えそうだ。
鉄骨メーカーが上部構造を計算した建物の基礎をエクセルで計算したことがあるが、結構手間がかかった。
その時に使ったエクセルのシートを再利用すると、次回は少し進歩する。
木造4階建てで杭基礎を採用する場合、上部構造の計算を受けて、杭と基礎梁の計算ができると効率的だ。
どの会社のプログラムも、木造や壁式構造で杭基礎を採用する場合の計算がイマイチである。
木造あるいは混構造の4階あるいは5階建ての場合、狭小地に建てることがあり、引抜力に有効な杭を採用することがある。ニッチなプログラムを開発する会社はないだろうか。