2019年07月31日

中高層木造建築ブームは去った

中高層木造建築ブームは去ったと見ている。
中高層木造建築は技術的に興味深いものがあるが、鉄骨とのハイブリッドが不可欠である。
鉄骨造・木造耐震壁という構造に落ち着く。床はデッキプレートにコンクリートである。
posted by TASS設計室 at 10:35| 木造の構造計算

2019年07月26日

mono-H工法、日の字柱、HPC造

耐震診断を行っていると、現在では設計することのない構造に出会うことがある。
柱のH形鋼の強軸の向きをX方向やY方向に向け、H形鋼だけのラーメンである。強軸側は剛、弱軸側はピンである。バランスよく配置すると、けっこう良い建物ができる。構造コストも安くなり、規模によっては、現在でも通用する構造である。
H形鋼の弱軸方向にカバープレートを付けた日の字柱は、自分では設計したことはないが、耐震診断でお目にかかる。HPC造のマンションは、取り壊されたものが多いと聞くが、まだ残っているものがある。基本はSRC造だが、ブレースの計算に特徴がある。
皆、応用問題的な計算である。
posted by TASS設計室 at 19:23| 構造設計

木造3階専業の構造審査係りは勉強しよう

相変わらず、理解不足の構造審査係りがいる。
余計なことで時間を使う。
4倍の壁455mmと5倍の壁455mmが一直線上に続く場合、耐力壁の長さが600mm未満だから耐力壁にならないと言う。この程度のアタマの人が審査することは迷惑だ。
耐力壁としては910mmある。
4倍910mm < 4倍455mm+5倍455mm < 5倍910mm である。
このような場合は、加重平均とする。
壁式鉄筋コンクリートで異なる壁厚が一直線上に続く場合と同様に考える。
posted by TASS設計室 at 12:34| 2x4工法

2x4工法の業界は進歩していない

2x4工法の業界は進歩していない。
構造計算プログラムにおいても、相変わらず初期段階のプログラムが定番として続いている。
枠組壁工法建築物構造計算指針が改定されたものの、軸組工法と比べても、見劣りする内容である。
その原因は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の研究者や実務者が、規準の見直しに参加していないことである。他工法の知見も取り入れ、時代に合ったものにすることが必要ではないか。
耐力壁の評価に関しても、長さの短い壁など、耐力が曲げで決まるものもあるが、全てせん断壁として評価している。隣接する開口高さの影響を考慮することも必要だ。
2x4工法の応力計算は、壁式鉄筋コンクリート造から学ぶべきことがある。2x4工法は、まぐさ端部の短期のモーメントの処理が行われていないが、それでも良いなら、何らかの説明を加えたら良い。どう考えても、まぐさの両端はピン構造だ。
posted by TASS設計室 at 10:22| 2x4工法

2019年07月24日

ベースパックがCFTに対応した

使う機会はないと思うが、ベースパックがCFTや溶融亜鉛メッキにも対応した。
posted by TASS設計室 at 02:10| 構造設計

建築業界は二分している

建築業界は、ゼネコンと住宅産業という2つの業界に分かれている。
最初から住宅産業に首を突っ込むと、幅広い経験ができない。
建築の基本はRC造とS造であり、そこからスタートし、木造はやってもやらなくてもよい。
中高層木造建築を設計するなら、S造とのハイブリッドを研究することだ。
posted by TASS設計室 at 01:03| 建築士

2019年07月19日

めり込みについて考える

軸組工法でも、2x4工法でも同様だが、柱の めり込み に対する強度で柱やスタッドの断面が決まることがある。
軸組工法では、めり込み防止プレートを使うことがあるが、そのようなものを使わず、座りの良いディテールはないものだろうか。2x4工法の場合は、スタッドの本数を増やしている。
RCのパンチングシアやコーン破壊も似たようなもので、それらの条件で耐力が決まることもある。
軽量鉄骨造・スチールハウス・木造軸組工法・2x4工法と重量鉄骨を組合わせて、中高層の木造を設計してみたら良さそうだ。1〜2階を鉄骨造、3〜6階を2x4工法で計画した例を見たが、1〜6階を重量鉄骨で通してしまい、3〜6階の鉄骨を次第に間引くほうが良さそうだ。
鉄骨造に木造の耐震壁という構造形式が定着すると考えている。軸力は素直に鉄骨の柱に伝達する。
このような構造形式は、施工途中の状態を考慮して設計することになる。
木造の設計者は鉄骨に親しみ、鉄骨造の設計者が木造に近づくと良い。
posted by TASS設計室 at 19:14| 木造の構造計算

2019年07月16日

有限会社TASS設計室

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有限会社TASS設計室
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posted by TASS設計室 at 22:09| 構造設計

2019年07月15日

中高層木造建築

中高層木造建築を計画するなら、鉄骨と組み合わせたハイブリッド構造にすべきだ。
2x4工法は耐力壁として使うには良い。床はスチールハウスの部材を使うほうが変形に対して有利である。
スチールハウスは、耐力壁の枠組に木材を使うと、塑性率が大きくなり、保有水平耐力計算に有利だ。
軸組工法・2x4工法・スチールハウスを統合することから始めるべきと考えている。
各業界の横のつながりが弱く、技術者の交流がないから、こんなことは無理だろうな。
posted by TASS設計室 at 01:21| 木造の構造計算

工業化住宅の耐震診断

工業化住宅の耐震診断
特に軽量鉄骨のプレハブ建築の耐震診断の需要が高まってきた。
構造躯体の品質が良いので、リフォームして使うことができる。
鉄骨系プレハブの耐震診断では、q値が 1.0以上であることを確認すれば、Is値は自動的に 0.6を超えることが明らかなので、Is値は判定から除かれていることが特徴だ。建物の耐力は引張りブレースで決定される。
https://www.purekyo.or.jp/bukai/jyutaku/seismic-diagnosis-method.html
posted by TASS設計室 at 10:02| 構造設計

2019年07月01日

単なる予測

耐震壁付き鉄筋コンクリート造や壁式鉄筋コンクリート造は、高さ20mまでルート1で計算することができる。
鉄骨造は、3階建て、軒高9m、最高高さ13mまでは、スパンが6m以下の場合に限りルート1−1で計算することができる。
木造(軸組工法・2x4工法)は、3階建て、軒高9m、最高高さ13mまではルート1で計算できるが、壁式鉄筋コンクリート造のルート1のようなものなので、RCやWRC並みに基準を緩めても良いのではないかと思う。
一気に20mというのは問題なので、以前のWRC規準のように、16m、4階建てという上限を設けるほうが良い。
つまり、皆さんお使いの木造の構造計算プログラムで、構造設計一級建築士の資格を必要とせずに、4階建ての構造設計ができるようになる。
単なる予測だけど。
posted by TASS設計室 at 13:41| 木造の構造計算