2018年02月27日

大梁を平面的に斜めにかける

意匠図を見ていると、大梁を平面的に斜めにかけたくなる計画がある。大梁を平面的に三角形に組むのである。全てではないが、一部に、そんなことをやってみたい計画だ。
大梁でトラスが形成されるので、水平ブレースが不要になる。
鉄骨造で、デッキプレートを載せる場合は、QLデッキを使い、焼抜き栓溶接を行うので、デッキ下の梁は直交している必要はない。スプライスプレートまわりの加工手間が少々余計にかかるが、難しいものではない。
RCのフラットスラブ構造は、柱を任意の位置に配置できるが、鉄骨造でも平面的に直交しない柱配置もあり得る。フラットスラブは、地上階の床に用いるだけではなく、基礎や土圧を受ける壁にも適用でき、そんな設計を行ったことがある。

posted by TASS設計室 at 23:31| 構造設計

だったら こうしてみたら

「どうせ無理」ではなく「だったら こうしてみたら」
https://www.youtube.com/watch?v=gBumdOWWMhY
posted by TASS設計室 at 13:20| 日記

陣取り合戦的プランニング

木造住宅専業の設計者は、陣取り合戦的プランニングを行う人が多い。1階と2階の主要な壁がズレていることは当たり前で、建売住宅特有のプランニングもあり、複雑に良くまとまっていることに感心する。
ところが、デザイナーズ住宅といわれる建物は、平面計画がスッキリしているものが多い。
普段は事務所ビルや商業ビル、工場などを設計している人が住宅を設計すると、構造計画がしっかりしたプランニングとなっている。
なぜ、陣取り合戦的プランニングになるのだろう。要望事項が整理しきれていないのだと思う。もうひと息だ。
posted by TASS設計室 at 11:24| 木造の構造計算

構造計算のデータ

RC造の構造計算のデータを入力する際、壁芯を基準線として寄り寸法で柱や梁の位置を決める。
この方法が分かりやすいようだ。自分としては、柱芯を設定して計算したい。
骨組の計算は部材の中心で行うが、意匠図と見比べるには、そのほうが分かりやすい。
梁レベルに差がある場合は、低いほうの高さを階とし、逆梁として設定する。

posted by TASS設計室 at 02:48| 構造設計

地震波

地震波として、第二種地盤のTc=0.6秒のsin波を使ったらどうだろうか。
200ガルあるいは1000ガルのsin波で計算することも悪くないような気がする。
国際確認検査センターの柳田氏が執筆された『手計算で解ける やさしい建物の振動』を眺めていたら、そんなことを思いついた。この本はお勧めしたい参考書だ。
コンピュータで計算するなら、名城大学 村田研究室の『SPACE』(フリーソフト)を使わせてもらうと良い。
最近、名古屋に縁があり、時々行くことになる。先輩が岐阜にいるので、協力を頼むことができる。
posted by TASS設計室 at 00:55| 構造設計

2018年02月26日

Ai分布の精算

塔状比が大きい建物は、Ai分布を精算することがあるらしい。
時刻歴応答解析を行うと評定が必要になるが、Ai分布の精算なら、確認申請の審査機関が行うことができる。
しかし、水平力は大きく違うものではない。徒労に終わるが、勉強になる。
posted by TASS設計室 at 17:30| 構造設計

RC+W の高さ方向の混用

技術基準解説書(2015) P.712 に書かれていることの運用に温度差がある。
固有値解析を行い、Ai分布の精算を行った上で、略算によるAiが、精算したAiより小さいことを確認することを要求されることがある。この結果は微妙なところで、5階建てなら固有値を5次まで、6階建てなら6次まで計算してAiを精算する。
モード解析による外力分布は、Rt曲線を加速度スペクトルとして求めた層せん断力係数の2乗和の平方根としてAi'を求めるが、当方は構造システムの DAP Ver.2 で固有値と刺激係数を求め、エクセルで計算している。
この計算は、難しい計算ではないので、一貫計算に含めることもできそうだ。東京デンコーなら、やるかもしれない。「2x4壁式」は、RC 2層 + 木造 4層 の計算ができる。

posted by TASS設計室 at 10:06| 構造設計

2018年02月25日

シンプルな構造

RC造は無開口の耐震壁とラーメン構造の組合せの耐震性が高い。余計な壁は無いほうが良い。
乾式の壁を用いて、純ラーメンにしてしまうという構造計画は、高層マンションなどと同様だ。
posted by TASS設計室 at 07:15| 構造設計

2018年02月23日

通り芯間隔

木造の設計をされる人は、通り芯の設定が細かく、中には通り芯の間隔が5mmというものもある。
同一直線として計算すべきところを、あえて通り芯をずらす目的は、単なる意匠図との整合性を考えているだけだろうか。壁厚の範囲内なら、どちらかに合わせたほうが良い。

posted by TASS設計室 at 11:56| 木造の構造計算

柱が邪魔

既存の鉄骨造5階建て駐車場の3階の柱が邪魔なので、柱を移動したいという相談があった。
2階はテナントが入っているので、鉄骨の仕口を作り直すことはできない。
そこで、柱を曲げることにした。足元で45度曲げ、1m程度逃がしたところで垂直にし、再び元に戻す。
規模が大きいので、部分的に柱の耐力が下がっても、水平力の伝達には支障ない。軸力に対して十分な耐力を得るため、ビルトボックスの柱を提案した。
posted by TASS設計室 at 11:21| 構造設計

2018年02月22日

RCの柱梁接合部の検討

一次設計でRCの柱梁接合部の検討を行う場合、柱梁のどちらが先行降伏するか判断できないが、次のように考えるそうだ。
・上下ともに柱が接続する(中間層) → 【梁降伏型】として計算
・上下何れか一方の柱が接続しない、かつ左右ともに梁が接続する(最上階、最下階の中間スパン) → 【柱降伏型】として計算
・上下何れか一方の柱が接続しない、かつ左右何れか一方にのみ梁が接続する(最上階の外端) → 何れで降伏するか不明なため、【梁降伏型】と【柱降伏型】の両方を計算する。
一貫計算で行うことができるが、厳密に計算したり、大雑把に略算を行ったり、何かしっくりこない。
一次設計で強度型の設計を行っている場合、柱梁接合部の検討は必要ないのではないかと考えている。でも、検討しなければならなくなった。
http://www.kozosoft.co.jp/gijyutu/qa201001_1.html
posted by TASS設計室 at 16:49| 構造設計

2018年02月20日

D16 と D19 の使い分け

細い鉄筋を使いたいことは分かるが、あえて D19 を使うことがある。
D16 の重ね接手より、D19 を圧接するほうがきれいに納まる。
だいぶ昔のことだが、壁式鉄筋コンクリート造のマンションの構造設計を行ったとき、梁筋をD16で設計したが、作業所長は D19 にしたほうが良いと言う。
確かに、スターラップの納まりが良い。

posted by TASS設計室 at 21:44| 構造設計

ハイブリッド構造

RC,SRC,S は、ミックスして設計することがある。
SRC柱に梁S は良く見かけたものだ。コア部分をRCあるいはSRCとし、まわりをS にすることもある。
RC柱に梁S も建てられている。
下階をSRCとし、上階をS とするのは当たり前で、安定感のある建物になる。
RC と S の平面的な混用も悪くない。
そこで、RC と 木造の平面的な混用が普及しても良いのではないかと考えている。

posted by TASS設計室 at 21:28| 構造設計

2018年02月09日

70階建て「木造」ビル構想

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住友林業、70階建て「木造」ビル構想 東京・丸の内での建設を想定
すごいですね。
その前に7階建てを建てましょう。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26693880Y8A200C1TJ1000/
posted by TASS設計室 at 00:02| 日記

2018年02月08日

泰明小学校の制服はアルマーニだそうだ

泰明小学校の制服はアルマーニだそうだ。
猿真似のサルマーニと言った人がいる。
先生はボッテガベネタやエスカーダを着るのだろうか。
posted by TASS設計室 at 22:35| 閑話休題

2018年02月07日

壁式鉄筋コンクリート造には、ルート2の計算がない

壁式鉄筋コンクリート造には、ルート2の計算がないのは何故だろう。
設計規準や設計施工指針に書いてあるから、という答えはナシですよ。
スチールハウスの計算でも、ルート2が存在しない。
強度型の設計を行う場合、ルート2の設計は合理的ではないだろうか。
諸々の規準や指針では、すぐにルート3の計算に導かれるが、果たしてルート3の計算、即ち、保有耐力計算は物理学的理論として完成したものだろうか。細かく計算している割に、エイヤーと決めているところがあり、玉石混合のような気がしてならない。
今後は動的解析に向かうのではないかと考えている。
posted by TASS設計室 at 14:16| 構造設計

軽量鉄骨造も鉄骨造

軽量鉄骨造も鉄骨造、スチールハウスも鉄骨造というのは、実情に合わない。
軽量鉄骨造は認定工法としている大手ハウスメーカーもあるが、応力的には、木造軸組み工法と大差ない。スチールハウスは2x4工法と全く同じではないか。
posted by TASS設計室 at 14:02| 構造設計

2018年02月04日

木造2階建ての壁量計算

木造2階建ての壁量計算で、2階の床面積が大きくても小さくても、1階の床面積に係数を乗ずるので地震時の1階の必要壁量は変わらない。2階の床面積を考慮して1階の必要壁量を決めても良いのではないだろうか。
壁量計算は、許容応力度計算の結果と比較すると、必要壁量が少ないので、壁量を求める際の係数を改めたほうが良いのではないだろうか。
そうすると、今までの建物が、既存不適格になると騒ぐ人たちがいる。

posted by TASS設計室 at 19:25| 木造住宅

2018年02月01日

小梁と大梁の区別

小梁と大梁は積載荷重が異なる。小梁は床用の積載荷重とするが、小梁と大梁を区別せず、全てを大梁として計算することもある。混構造の下部構造を計算する場合、上部の短期荷重を考慮するには、大梁として計算するほうが、一貫計算プログラムを使う場合に適している。上部架構を受ける梁だから、大梁として計算してしまう。

小梁の積載荷重を、床用の積載荷重と架構用の積載荷重の平均とする場合もあるが、僕は今のところ採用したことがない。
posted by TASS設計室 at 01:01| 構造設計

『構造計算点と線』副題『モデル化を学ぶ』

『構造計算点と線』副題として『モデル化を学ぶ』というテキストがあっても良い。
現在行われている応力計算方法は、節点を設けて架構を計算する。大きさのない点と線を結ぶが、そのことがイメージできると、構造計算を理解することができる。
ラーメンであれ、壁式構造であれ、要領は同じである。
覚えるのではなく、実感として理解すると身につく。練習問題と添削指導が効果的だが、自分で練習すればよいだけだと思う。振動に関しては、その次のステップになる。
単純作業だが重要な荷重の拾い方についても、大局的に見て判断せず、細かく見過ぎて混乱している人を見かける。
僕のところに寄せられる質問から、こんなことを思いついた。
実務では、これらの計算を一貫計算プログラムで行うが、プログラムの仕様により、微妙にルールが異なるので、プログラム概要を理解して使う。ルールから外れる場合は、必要なデータを直接入力する。
一貫計算では計算できないものは、エクセルで計算したり、複数のプログラムを組合せて計算する。
大変なのは木造を含む混構造で、下部SRC・上部Sというのは、普通に計算できる。
posted by TASS設計室 at 00:50| 閑話休題