2017年12月28日

スチールハウスは枠組壁工法だ

スチールハウスは枠組壁工法だ。
木造には軸組工法と枠組壁工法があるが、スチールハウスも枠組壁工法に含めても良いのではないか。
鉄骨造には軽量鉄骨造があり、木造軸組工法と同じような荷重や応力状態である。
軽量鉄骨に鉄板を貼り、耐力壁にする設計も行われている。
スチールハウスはペラペラの軽天の部材のようなスタッドを使っても鉄骨造に分類される。
木造枠組壁工法と鉄骨造枠組壁工法と並べて書いてみると、鉄骨造枠組壁工法と書くと、立派な鉄骨が使われているように見える。
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造と言った材料による分類と、ラーメン構造・ブレース構造・壁式構造と言った応力による分類を組合せた名称が良いと思う。
鉄骨は、薄くても厚くても鉄骨造と言う名称しかないことに違和感があるが、スチールハウスは『鉄骨造枠組壁工法』が良いのではないだろうか。
posted by TASS設計室 at 20:02| 2x4工法

基礎学力って何だろう

基礎学力って何だろう。原理原則を理解すると、その後の進歩が速いと思うが、マニュアルに頼りすぎるところがある。与えられた仕事を、与えられた方法で遂行することはできるが、不具合が生じても、疑問を持たず、ただただ言われたことを行っている。
実務を行いながら、学び損ねたところを補強することを考えたい。年末年始の休みこそ勉強の時間ではないだろうか。
posted by TASS設計室 at 10:37| 閑話休題

構造計算プログラムの変遷

2x4工法の主要な構造計算プログラムが変わってきた。
今までは圧倒的に kizukuri-2x4 の利用者が多かったが、東京デンコーの「2x4壁式」の利用者が増えている。
このプログラムは、壁式鉄筋コンクリート造の計算を行う「壁麻呂」の延長線上で開発されたものであり、「壁麻呂」のユーザーには理解されやすい。
kizukuri-2x4は、軸組工法の計算と同様に、グリッドを決めてから壁や開口部を入力するという方法であるため、開口寸法や開口位置の変更や修正に手間がかかることが欠点である。
スチールハウスも2x4工法と同様だが、荷重や壁の耐力を直接入力することで、「2x4壁式」でスチールハウスの構造計算を行うことができる。需要があれば、「2x4壁式」にオプションとして機能を追加することは容易ではないかと考える。壁式構造に強い東京デンコーが、スチールハウスに乗り出したら面白い。
posted by TASS設計室 at 10:25| 2x4工法

2017年12月27日

枠組壁工法の基礎梁の計算

地震あるいは風圧時の応力図から基礎梁の応力を求める際、壁脚部のモーメントを基礎梁芯まで延長して計算することが一般的だが、木造住宅の構造設計者は、そのことを意識していないように思える。
基礎梁の計算を行う際に、1階の反曲点高比を0.6として計算し、近似的に基礎梁芯のモーメントを求めることはある。
スチールハウスの計算も2x4工法と同じ要領なので、kizukuri-steel も kizukuri-2x4 も同じ計算方法だ。
steel なのに kizukuri とは不釣り合いだが、2x4工法にはスチールハウスの部材を使うことができる。
壁式構造で合板の耐力壁が水平力を負担する建物は、ひとまとめにして枠組壁工法で良いではないか。
posted by TASS設計室 at 13:47| 2x4工法

2017年12月24日

スチールハウスは鉄骨造か

スチールハウスはツーバイフォー工法と瓜二つだが鉄骨造に分類されていることを利用し、適用範囲を拡大することを考えている。合板をビス止めして床や壁を作っているが、それが鉄骨造に分類されることに違和感がある。
現在の設計基準は、材料や工法別に分類されているが、ハイブリッド構造に関する基準が整備されていない。電気自動車は、モーターを使うので、電車の設計基準を適用しているようなものだ。
posted by TASS設計室 at 12:20| 2x4工法

木造住宅の業界は排他的

木造住宅の業界は排他的だ。
軸組工法、ツーバイフォー工法、スチールハウスの3つは同じようなものだが、互いに技術者の交流がなく、それぞれが別々に研究されている。しかも、スチールハウスは鉄骨造に分類されている。
スチールハウスはツーバイフォー工法で良いのではないか。木製のスタッドを薄板軽量形鋼に置き換えたものに過ぎない。木造軸組工法と木造壁式工法の二本立てとし、それらの部材の一部あるいは全てをスチールに置き換えても同じではないだろうか。
軸組工法をスチールに置き換えると軽量鉄骨造になるが、木と鉄のハイブリッド構造も有り得る。
木製のラーメンフレームを併用する建築もあるが、木造と鉄骨ラーメンを平面的に混用することに積極的になっても良いのではないだろうか。

posted by TASS設計室 at 03:43| 木造の構造計算

2017年12月22日

グリッドの弊害

2x4工法の主要な構造計算プログラムは、
・2x4壁式
・kizukuri-2x4
の2本だが、その使い勝手は大きく異なる。
前者は無開口の壁に任意の開口部(窓)を設けることができるが、後者は通り芯を決めてから開口部を配置する。
計算結果を作図してしまえば同じことだが、データを入力する手間を考えると2x4壁式に軍配が上がる。
RC造やWRC造の計算を行っている人は、2x4壁式のデータ入力を好む。木造専業の人には馴染みのない入力方法だが、開口端の寄り寸法を示し、開口のWとH、腰高hを示すと、一目瞭然で分かりやすい。

木造の設計者は KIZUKURI という爆発的に売れたプログラムに慣れているので、そこから抜け出すことが難しいようだ。
posted by TASS設計室 at 11:04| 2x4工法

2017年12月21日

鉄骨造が増加している

木造でも耐火構造の建物を建てることはできるが、3階建て以上になると経済的ではないことが多い。混構造は尚更コストがかかる。そこで小規模な建物が鉄骨造に回帰している。
木造専業の設計者にはなじみが薄い鉄骨造だが、一度経験してしまえば、使う部材を限定すれば難しいものではない。構造計算ルートは、ルート3が経済的な設計になる。
posted by TASS設計室 at 10:15| 構造設計

2017年12月17日

構造設計に関わる建築基準法等の問題点

日本建築構造技術者協会(JSCA)から下記のメールが届いた。
限界耐力計算の評判が悪く、保有耐力計算しか計算方法がないが、中高層建築も時刻歴応答解析を行うようになる気配を感ずる。やはり向かうべき方向は時刻歴応答解析、振動解析だろう。

JSCA会員各位
構造設計に関わる建築基準法等の問題点とその法制度としての
あるべき姿に関する見解(法制委員会案)への意見募集について                 JSCA法制委員会
posted by TASS設計室 at 09:37| 構造設計