2017年10月31日

外壁の増し打ちは増築

耐震改修で外壁の増し打ちを計画すると面積の増加になり、増築とみなされ、既存遡及が発生する。
元の壁が150mmで、その外に200mm増し打ちする場合、壁芯の位置が100mm外にズレる。それが増築とみなされる。こんな判断は勘弁してもらいたい。補強させたくないとしか思えない。
目的は建物を倒壊させないことである。
posted by TASS設計室 at 11:15| 構造設計

2017年10月27日

2x4工法の保有水平耐力計算

2x4工法やスチールハウスの保有水平耐力計算の方法は、許容応力度計算と大きな違いはない。
部材種別や保有耐力時の崩壊系を判断することなく、耐力壁の反曲点高比を1.0として計算し、終局時の壁の耐力は、短期の耐力の1.5倍である。
判断材料は、壁の塑性率から求める構造特性係数のみである。
この計算要領なら、kizukuri-2x4で計算できる。
1Gの水平力で、全ての部材が、許容応力度以内なら良い。この方法は、平屋の鉄骨造で経験した。
構造方法による構造特性係数Dsの最大値を、一次設計の標準せん断力係数として計算しても良い。
RC造の場合、 Co=0.55 で各部材が許容応力度以内なら保有水平耐力を満たすことに等しい。
RC造の純ラーメンの場合は Ds=0.3 なので、Co=0.3 として各部材が許容応力度以内なら良いと思うが、それはダメだそうだ。安全側の判断には違いないが、納得のできる説明が見当たらない。
鉄骨造の場合、βu=0 の場合、Dsの最大値は 0.4 であり、ブレース構造の場合の Dsの最大値は 0.5 になるので、Co=0.5 として許容応力度計算を行えばよいのだろうか。
posted by TASS設計室 at 16:31| 2x4工法

2017年10月25日

海外の構造基準と耐震設計の事例紹介

海外の構造基準と耐震設計の事例紹介
時間のある人は参加してください。
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2017/170721_cib.pdf
日本と海外の構造基準は、基礎的な工学技術は共通であるが、構成(組み立て方)、設計手順、検 証法などが大きく異なっている。
日本の耐震基準はガラパゴスになってしまったのか。
posted by TASS設計室 at 17:11| 日記

2017年10月24日

構造計算ルート「ルート2」

S造やRC造では、ルート2で計算することがある。
木造、特に2x4工法の場合、すぐにルート3に誘導される。スチールハウスはルート2という計算ルートが存在しない。
ルート3は、そんなに立派な計算方法なのだろうか。
建築学会の「建築耐震設計における保有耐力と変形性能」は1990年から改定されていない。
posted by TASS設計室 at 10:25| 木造の構造計算

2017年10月20日

保有水平耐力計算の次は時刻歴応答解析

保有水平耐力計算の次は時刻歴応答解析を行うようになる。
中国の書店に行ったとき、振動解析の本がたくさん並んでいた。世界的にみると、そのほうが主流かもしれない。
保有水平耐力計算は日本独自の設計法と思うが、限界耐力計算は難しすぎて設計する気がしない。
何故、時刻歴応答解析が伸び悩んでいるのだろうか。
解析ツールが充実し、考え方が分かりやすいので、もっと普及しても良いと思う。
壁式構造は、有限要素法で壁を解くこともできる。
midas iGen, eGen を動かしていたら、こんなことが思いついた。

posted by TASS設計室 at 20:13| 構造設計

地震時の水平力

通常の設計では地震時の水平力はAi分布で求めるが、固有値解析や時刻歴応答解析を行ってみたら、水平力はAiより小さくなることが確認できた。
上層が重い場合や硬い場合は、そうもいかないそうだが、そんな建物は珍しい。
時刻歴応答解析を行ったほうが経済的な設計ができそうだ。
保有水平耐力計算では塑性化することを許容するが、時刻歴応答解析を行う場合、大地震時の塑性化の範囲については、層間変形角に制限を設けて計算するそうだ。
地下1階がRC造、1階がSRC造、2〜9階がS造という建物を設計したとき、構造システムのDAPを使って串団子のモデルで検討したが、結局、Ai分布で計算すれば良いことが分かっただけであった。
地震波はBCJなどからエクセルのデータをダウンロードし、プログラムに読み込んで使う。

posted by TASS設計室 at 11:15| 構造設計

2017年10月16日

静岡県の壁量計算1.32倍

平成29年10月1日から静岡県地域係数 Zs=1.2 が義務化される。
木造(在来工法、枠組壁工法)の壁量計算においては、必要壁量を 1.32倍とする。
1.32倍とは、地域係数 Zs=1.2 に、真の耐震性能のばらつきによる倍率 1.1 を乗じたもの。
posted by TASS設計室 at 12:27| 木造の構造計算

2017年10月12日

木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)

木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)を注文した。
2x4工法の緑本は、いつになったら出てくるのだろう。

軸組工法の計算は、こちらにするか、考えている。
KIZUKURI → HOUSE-ST1 と利用してきたが、次はこれだ。
http://www.denco.co.jp/msr4.htm
posted by TASS設計室 at 14:48| 日記

2つの構造計算プログラムの連動

開発元が異なる2つの構造計算プログラムを連動させて計算している。
具体的には、構造システムの「BUS-6」と東京デンコーの「2x4壁式」の間で、データの受渡しを行っている。
データの受渡しとは言っても、自動化することができないので、数値入力する。連動とは言えないが、関連付けて計算する。これが自動的に行えたら申し分ないが、将来的にも不可能だろう。
可能になるとすれば CSV形式でデータを掃き出し、それを別のプラグラムに取り込むことくらいだろう。
posted by TASS設計室 at 00:20| 構造設計

2017年10月11日

ミッドプライシアウォールの計算

ミッドプライシアウォールの計算は、許容応力度計算Uで行うことが出来るようになったらしい。
合板と釘のデータを用いて計算するが、釘が2面せん断になる他は、通常の許容応力度計算Uと同じだ。
「2x4壁式」で計算することができるが、残念ながら「kizukuri-2x4」では計算することができない。
posted by TASS設計室 at 23:08| 2x4工法

保有水平耐力計算に代わる計算

構造特性係数を標準剪断力係数として計算するが、構造特性係数を決めかねる場合は、1Gで許容応力度計算を行うことでも良い。
防災備蓄倉庫(平屋)の設計で、こんな考え方を採用したことがある。
posted by TASS設計室 at 11:42| 構造設計

2017年10月10日

構造設計者は、全ての構造形式を経験しよう

構造設計者は、全ての構造形式を経験しよう。
補強コンクリートブロック造は滅多に設計しないが、プロパンガス置き場とか、ゴミ置き場は設計するだろう。
基本はRC造とS造であることは言うまでもない。木造の設計は、その後のほうが良い。
RC造の耐震診断を経験すると、略算ができるようになる。
posted by TASS設計室 at 10:46| 構造設計

2017年10月07日

木造(2x4工法を含む)の構造計算プログラム

木造(2x4工法を含む)の構造計算プログラムに変化がみられる。
今までのトップシェアが減少し、後発のプログラムがシェアを伸ばしている。
2x4工法、軸組工法共に東京デンコーの名前を聞くことが増えている。
2x4工法の場合、東京デンコーの「2x4壁式」のみが枠組壁工法建築物構造計算指針に対応した構造計算プログラムである。このことは意外と知られていない。
posted by TASS設計室 at 23:11| 木造の構造計算

2017年10月06日

基礎梁の計算用のモーメント

基礎梁の計算用のモーメントは、耐力壁の脚部のモーメントを基礎梁芯まで延長して計算するが、略算的に反曲点高比を0.6として計算することがある。これは正確さに欠けるが、この計算方法は悪くはない。
この0.6という数値は、基礎梁のせいにより、適宜設定する。
しかし、今後のことを考えると、基礎梁芯までモーメントを延長して計算できるようにするほうが良い。
基礎梁で杭頭モーメントを処理する場合は、原則通りに計算する。
壁式構造で杭基礎を採用する場合は、杭と基礎梁はエクセルで計算するほうが分かりやすい。
建物の規模が大きいと、基礎梁の数が多いので時間がかかる。一貫計算で対応可能になることを期待している。
posted by TASS設計室 at 20:27| 2x4工法

壁式構造の計算

壁式構造の計算プログラムは、次のものがある。
・壁麻呂
・壁式診断
・2x4壁式
・HOUSE-WL
・kizukuri-2x4
・kizukuri-steel
・Steel House Checker
応力計算要領は同じなので、2x4工法とスチールハウスは統合化できる。
荷重や計算条件を決めれば、応力計算は、2x4工法のプログラムでスチールハウスのプ計算を行っても、スチールハウスのプログラムで2x4工法の計算を行っても良い。
MIDAS で壁式構造の計算を行うこともできる。
posted by TASS設計室 at 12:21| 構造設計

2017年10月05日

初めての鉄骨造

「初めての鉄骨造」という参考書があっても良い。
建築知識のバックナンバーを探すと、特集にあるかもしれない。
昔、木造専業の設計者がRC造とS造を計算したいというので、構造システムのBUSの低層版を勧めたが、彼はより安価なプログラムを購入した。使いにくかったと思う。
使いやすさから言うと、SS−3(SS−7)、BUS−6だろう。

最近耳にするのは、木造専業の構造設計者が混構造に興味を示し、RC造やS造との混構造の計算を行いたいという。分離して計算するのは難しそうなので、一体化して計算できるプログラムが必要だ。
東京デンコーの「2X4壁式」なら、WRCと2X4の混構造の計算ができる。しかし、まだ開発途上のプログラムだ。
小規模建築の設計を行っている人にとって、RC造とS造の設計は必須のアイテムだ。いきなり混構造ではなく、RC造だけ、S造だけの設計を経験し、その後に混構造を設計すると良い。
posted by TASS設計室 at 14:45| 構造設計

鉄骨造の構造計算ルートはルート3が原則

いつまで経ってもSHC(スーパーホットコラム)が定着しない現状では、鉄骨造の構造計算ルートはルート3で行うほうが経済的だ。柱梁の耐力比に煩わされずに設計できる。
BCR295の150角や175角は、材料の価格が割高なので、200角を使ったほうが安くなる。
多くの審査機関ではルート2の審査を行うことができるので、ルート2でまとまるものは、ルート2を選択する。
ルート1にまとめることだけを考えないほうが良い。
posted by TASS設計室 at 14:02| 構造設計

建築計画は総合的判断

建築計画は総合的判断が要求される。
どうも、木造建築の人たちは、何でも木造にしたがる傾向にある。
全てを理解して判断するなら良いが、木造以外を丸投げすることを考え、検討が疎かになっている。
夢を膨らませて立派な計画を行い、予算調整に四苦八苦している人を見かける。
そんな時は、設計時に落としどころを考えておくと良い。
地下は工事費がかかることを念頭におき、経済効果の低い地下室の計画は控えるべきだ。
事務所や倉庫など、収納部が必要な時は、階高を高くしてラックなどで収納スペースを増やす手もある。
階高を高くしても、容積には影響ない。

posted by TASS設計室 at 09:19| 構造設計

2017年10月04日

midas iGen 板要素を利用したFEM解析セミナー

2017年10月19日(木) に開催される
「midas iGen 板要素を利用したFEM解析セミナー」を受講する。
midas iGen で 2x4工法 の計算ができるかもしれない。

構造図を自動生成する無料CAD
SEAMLESS DESIGN
『CADロボ』無償リリース
というニュースも入った。
posted by TASS設計室 at 18:24| 日記

「渡辺邦夫日曜学校」

「渡辺邦夫日曜学校」
http://www.sdg.jp/j_announce_wat_sunday_school.htm
海外で活躍されている構造設計の第一人者、渡辺邦夫氏の話しを聞いてみたい。
僕が建築構造士の試験を受けた際の面接官の1人が渡辺邦夫氏だった。もう1人は、当時の建築構造技術者協会の会長の大越俊男氏であり、今でもマンションの耐震診断の関係で相談に伺うことがある。
渡辺氏の豪快な話しかたが印象に残っている。
posted by TASS設計室 at 11:01| 構造設計