2017年09月29日

スチールハウスは鉄骨造か

枠組壁工法建築物構造計算指針(2007年)と薄板軽量型鋼造建築物の手引き(第2版)を比較する。
スチールハウスは2x4工法のスタッドを薄板軽量型鋼に置き換えたものだが、構造計算では鉄骨造に分類され、ルート1で計算するためには、3階建て500uという制限がある。ルート2の計算は認められず、ルート3の計算が要求される。鉄骨造のルート1は、標準せん断力係数が0.3なので、2x4工法の1.5倍の水平力で計算することになる。
2x4工法は反曲点高比を0.5とするが、スチールハウスは1.0である。
荷重や外力が同じようなものなのだから、応力計算や構造計算ルートも同じで良いのではないだろうか。
スチールハウスに鉄骨造というレッテルを貼ることが適切だろうか。

posted by TASS設計室 at 20:48| 構造設計

混構造の応用問題

混構造の応用問題について書くことにする。
ひとくちに混構造と言っても、荷重条件は様々であり、1階の偏心が上部構造に影響を及ぼすこともある。
したがって、1階の偏心率は 0.15以内に収めるほうが良い。
posted by TASS設計室 at 18:19| 構造設計

平面的な異種構造

平面的な異種構造は避けられる傾向にあるが、斜面地の建物など、必然的に平面的な異種構造になる場合がある。
部分地下の建物の場合、杭基礎と直接基礎を併用することもある。

平面的にRC造と木造を、エキスパンションを設けずに接続することや、木造の一部に鉄骨フレームを用いることもある。斜面地の木造建築では、コンクリートの壁と木造の耐力壁が同一階に混在することもある。
これらだけではないが、建築計画は柔軟に考えたほうが良い。

ある建物では、廊下の長手方向の中央にエキスパンションジョイントを設けたことがある。
これはスチールハウス(鉄骨造)で建物全体が500uを超えたため、消極的な理由から構造を分離したのだが、仕上に工夫した。
エキスパンションジョイントの詳細設計は、仕上も含み、構造設計者が行った。


posted by TASS設計室 at 15:14| 構造設計

簡易宿所

昔、那須高原と山中湖のペンションを設計した。ペンションは簡易宿所というカテゴリーになる。
大阪のあいりん地区(西成区)や横浜の寿町(中区)にはドヤ街があるが、そんなものは「宿(ヤド)」ではなくて「ドヤ」だ、ということでドヤ街と言われるようになったそうだ。
posted by TASS設計室 at 14:54| 閑話休題

中途半端な地下室

地下車庫や地下室などで、半地下の建物を計画する場合、その部分を壁式鉄筋コンクリート造にすると分かりやすいが、深基礎的な設計を行うこともある。
地下車庫や地下室は建築としての用途が発生するので「階」とみなされ、構造規定の適用を受ける。
深基礎として設計し、2.5Aw+0.7Ac というルート判別だけで済ませることもある。このあたりがグレーゾーンだ。
posted by TASS設計室 at 02:08| 木造の構造計算