2017年09月30日

似て非なるもの

木造軸組工法と2x4工法は類似点が多いが、全く別物と考えている人がいる。
面材による耐力壁の耐力は似たようなもので、床は荷重を支持することができ、水平構面のせん断耐力があれば、どのような方法で床を組んでも同じだ。
両者をミックスした構造も成り立つ。
そんなことよりも、2x4工法の反曲点高比0.5の説明をしっかりしてもらいたい。応力図を見ると分かるが、マグサの端部の短期荷重時のモーメントは、断面検定に反映されていない。こんなものは、反曲点高比1.0で計算し、短期荷重時もマグサ端部は支持端としてしまえば良い。マグサの計算では、そうしているではないか。


posted by TASS設計室 at 23:27| 木造の構造計算

年間コストの削減

構造計算プログラムを20本使っていると、けっこう保守費用がかかる。
年会費として納めるものを見直すことにするが、年会費 60,000.の日本ツーバイフォー建築協会は退会する。
会員であるメリットを感じない。
BUS-6/BUS-5が主力なので、SS-3はSS-7にバージョンアップせず放置する。
midas iGen, eGen は、次第に使用頻度を上げてゆく。
混構造の下部構造(RC造/S造)の構造計算はBUS-6を使うことが最も適している。
2x4構造の構造計算は東京デンコーの「2x4壁式」の右に出るものはない。
木造軸組工法の計算は構造システムの「HOUSE-ST1」が良くできている。
posted by TASS設計室 at 16:27| 日記

現用の構造計算プログラム 2017年10月

現用の構造計算プログラム 2017年10月
■ 一貫計算
(01) BUS-6/BUS-5【RC・S・SRC 一貫計算】(構造システム)
(02) BUS-基礎【同上 基礎・杭の計算、液状化の検討】(構造システム)
(03) SS-3【RC・S 一貫計算 制限版】(ユニオンシステム)SS-7にバージョンアップせず
(04) midas eGen
(05) midas iGen
(06) midas Drawing
(07) HOUSE-WL【WRC 一貫計算、保有水平耐力含まず】(構造システム)
(08) 壁麻呂【WRC 一貫計算、保有水平耐力】(東京デンコー)
*何でいまだに壁麻呂か、と言われるが、捨てがたいプログラムである。
平均剪断応力度法で応力計算を行っている。これは壁式構造の基本。

■ 耐震診断
(09) DOC-RC/SRC【RC/SRC 耐震診断】(構造システム)
(10) DOC-S【S 耐震診断】(構造システム)
(11) DOC-3次診断(構造システム)
(12) 壁式診断【WRC 耐震診断】(東京デンコー)

■応力解析、振動解析
(13) DAP【質点系地震応答解析】(構造システム)
   全く使っていない。
(14) FAP-3【任意形状立体骨組応力解析】(構造システム)
   柱の中折れなど、BUS-5 で計算できない部分を検証することが目的。
   しかし、BUS-6ではモデル化できる範囲が広がった。
(15) SuperBuild FEM【FEM解析】(ユニオンシステム)
   スチールハウスの基礎の設計に使うことを考えている。
(16) Free Structure【平面・立体骨組応力解析】
   全く使っていない。
(17) SPACE(フリーソフト、研究用)(名城大学村田研究室)
http://wwwra.meijo-u.ac.jp/labs/ra007/space/index.htm

■ 二次部材、断面計算
(18) MED-3【RC/SRC/S造および木造集成材の断面計算】(構造システム)
   FAP-3 のデータを読み込んで計算する。
(19) KT-SUB【RC・S 二次部材、梁の横補剛の計算】(構造システム)
   二次部材の計算の主力プログラム
(20) RC二次部材【東京デンコーのRC二次部材の計算】(東京デンコー)
   コンパクトなプログラムで、出力が簡易

■ 木造・スチールハウス
(21) HOUSE-ST1【木造軸組工法】(構造システム)
   軸組工法の主力プログラム
   FAP-3 と連動する可能性あり
(22) HOUSE-DOC【木造 耐震診断】(構造システム)
   軸組工法・2x4工法・伝統工法の計算ができ、データの入力方法が面白い
(23) 2X4壁式【2X4 一貫計算、保有水平耐力、基礎、トラス】(東京デンコー)
   2x4工法の主力プログラム
(24) kizukuri-2x4 適用範囲が限られる
(25) kizukuri-steel(ガイアフィールド)
(26) Steel House Checker(ガイアフィールド/C-NET)
(27) KIZUKURI バージョンアップせず

■ 地盤、擁壁
(28) 地盤改良および円弧すべりの計算(フォーラム8)旧バージョン
(29) 擁壁の構造計算(横浜市型)
(30) 小規模建築用地耐力および液状化の検討
EXCELのシェアウェアを改良して使っている。

posted by TASS設計室 at 12:27| 構造設計

2017年09月29日

スチールハウスは鉄骨造か

枠組壁工法建築物構造計算指針(2007年)と薄板軽量型鋼造建築物の手引き(第2版)を比較する。
スチールハウスは2x4工法のスタッドを薄板軽量型鋼に置き換えたものだが、構造計算では鉄骨造に分類され、ルート1で計算するためには、3階建て500uという制限がある。ルート2の計算は認められず、ルート3の計算が要求される。鉄骨造のルート1は、標準せん断力係数が0.3なので、2x4工法の1.5倍の水平力で計算することになる。
2x4工法は反曲点高比を0.5とするが、スチールハウスは1.0である。
荷重や外力が同じようなものなのだから、応力計算や構造計算ルートも同じで良いのではないだろうか。
スチールハウスに鉄骨造というレッテルを貼ることが適切だろうか。

posted by TASS設計室 at 20:48| 構造設計

混構造の応用問題

混構造の応用問題について書くことにする。
ひとくちに混構造と言っても、荷重条件は様々であり、1階の偏心が上部構造に影響を及ぼすこともある。
したがって、1階の偏心率は 0.15以内に収めるほうが良い。
posted by TASS設計室 at 18:19| 構造設計

平面的な異種構造

平面的な異種構造は避けられる傾向にあるが、斜面地の建物など、必然的に平面的な異種構造になる場合がある。
部分地下の建物の場合、杭基礎と直接基礎を併用することもある。

平面的にRC造と木造を、エキスパンションを設けずに接続することや、木造の一部に鉄骨フレームを用いることもある。斜面地の木造建築では、コンクリートの壁と木造の耐力壁が同一階に混在することもある。
これらだけではないが、建築計画は柔軟に考えたほうが良い。

ある建物では、廊下の長手方向の中央にエキスパンションジョイントを設けたことがある。
これはスチールハウス(鉄骨造)で建物全体が500uを超えたため、消極的な理由から構造を分離したのだが、仕上に工夫した。
エキスパンションジョイントの詳細設計は、仕上も含み、構造設計者が行った。


posted by TASS設計室 at 15:14| 構造設計

簡易宿所

昔、那須高原と山中湖のペンションを設計した。ペンションは簡易宿所というカテゴリーになる。
大阪のあいりん地区(西成区)や横浜の寿町(中区)にはドヤ街があるが、そんなものは「宿(ヤド)」ではなくて「ドヤ」だ、ということでドヤ街と言われるようになったそうだ。
posted by TASS設計室 at 14:54| 閑話休題

中途半端な地下室

地下車庫や地下室などで、半地下の建物を計画する場合、その部分を壁式鉄筋コンクリート造にすると分かりやすいが、深基礎的な設計を行うこともある。
地下車庫や地下室は建築としての用途が発生するので「階」とみなされ、構造規定の適用を受ける。
深基礎として設計し、2.5Aw+0.7Ac というルート判別だけで済ませることもある。このあたりがグレーゾーンだ。
posted by TASS設計室 at 02:08| 木造の構造計算

2017年09月26日

ルート2の計算を見直そう

全ての構造形式に言えることだが、ルート2の計算を見直そう。
鉄骨造はルート3が圧倒的に経済的だが、RC造のルート2は、制約があるものの有利なこともある。
極論すれば、構造特性係数 0.55 を標準剪断力係数として、ルート1で計算してしまうことも可能だ。
木造(2x4工法を含む)3階建てなら、軒高9mを超えてもルート3ではなく、ルート2でまとめることも可能だ。
こちらのほうが理にかなっている。
スチールハウスは、荷重や外力は2x4工法と同じようなものだが、鉄骨造に分類されてしまうので不利な状況に追い込まれている。しかも、ルート2の計算は許されていないので、いきなりルート3になる。
2x4工法もスチールハウスも、保有水平耐力計算方法に難しさがある。理想的な構造計画なら成り立つが、好き勝手にプランニングされるとお手上げだ。
posted by TASS設計室 at 10:21| 構造設計

2017年09月10日

類似する構造

下記の構造は類似している。
・壁式鉄筋コンクリート造
・補強コンクリートブロック造
・RM造
・軽量鉄骨ブレース構造
・木造軸組工法
・2x4工法
・スチールハウス
これらを、ひと通り設計すると理解が深まる。

posted by TASS設計室 at 12:18| 構造設計

2017年09月01日

ブログの記事を整理する

ブログの記事を整理する。現在4,040ページあるので、内容を見直し半分くらいにする。
posted by TASS設計室 at 10:19| 日記